「鍛冶橋」

紙・鉛筆

浅井 忠 
1878(明治11)年頃
13.3×18.0(cm)

 工部美術学校時代に鍛冶橋を描いた作品が数点ある上に、小山正太郎ら同級生にも同じモチーフの作品があることから、授業の課題として野外で写生したものと考えられる。人物の描写や、建物の明暗もあまり明確ではないが、落ち着きのある作品には仕上がっている。空には雲を描こうとしたらしい線描がある。

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