紙・鉛筆
工部美術学校時代に鍛冶橋を描いた作品が数点ある上に、小山正太郎ら同級生にも同じモチーフの作品があることから、授業の課題として野外で写生したものと考えられる。人物の描写や、建物の明暗もあまり明確ではないが、落ち着きのある作品には仕上がっている。空には雲を描こうとしたらしい線描がある。