紙・水彩
日清戦争従軍時の作品で、天長節の夜、らん家邨での祝宴の光景を描いたものである。スケッチブックを基に人物配置などを練り直したと思われ、スナップ的な作品だが、水彩絵具の特色である滲みを利用して、焚き火のほのかな炎が闇夜にとけ込む様子が見事に表現されている。