《水門(写生地 野田市近郊)》
櫻田精一【明治43(19109)〜平成11(1999)】
制作年 昭和26(1951) キャンバス・油彩
縦91.0p×横116.5p

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 櫻田精一は、明治43年、熊本県に生まれました。新宿区にあった日本美術学校で学び、小絲源太郎に 師事しました。父の転勤に伴い朝鮮に渡り、現地で教員生活を送り朝鮮美術展覧会で活躍しました。帰 国後は、日展、光風会展で活躍し、日展菊華賞などを受賞。日展評議員、千葉県美術会常任理事などの要職を歴任しました。
この作品は、自宅のあった野田市近郊の金杉の水門を描いたもので、画面に人影はなく、一見早春のひっそりとした江戸川べりの風景ですが、戦争も終わり、新天地の野田で絵が描けるという晴れやかな心情が、込められています。

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