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《廃墟(写生地 富津市)》
三田 康【明治33(1900)〜昭和43(1968)】
制作年 昭和40(1965) キャンバス・油彩
縦130.5p×横193.5p

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 三田 康(さんだやすし)は、明治33年滋賀県に生まれました。東京美術学校で藤島武二に師事し、在学中から帝展に出品、特選を受賞しました。新制作派協会の創立に参加。戦後は新制作展などで活躍。安定した構図と簡潔な色面による人物像が良く知られています。
この作品は、明治時代に富津市沖に作られた第一海堡を描いたもので、ここに造られた砲台跡の的確な描写が目を引きます。後に、この砲台跡は破壊され、戦争の痕跡は徐々に草の中に埋もれ風化しようとしています。

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