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                             No.4      
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 今年も残りわずかとなってきました。美術館の芝生にも落ち葉がつもり、
静かに芸術が鑑賞できる季節となりました。
現在、企画展「日本のわざと美」、県立美術館・博物館合同企画事業「染め
と織り」を開催しています。
芸術に浸りながら静かな初冬の時間を、美術館でお過ごしください。
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「博学連携」という言葉を聞かれたことがあるでしょうか?
 この企画は、生徒たちに美術館や学芸員の仕事を実際に行ってもらうことに
よって、美術や文化に対する関心を高め、将来にわたって芸術を愛する心を養
ってもらうことを目的として始められました。
 千葉県立美術館では、千葉県立八街高校との連携を始めて今年で3年目にな
りました。八街高校の選択科目の一つとして「美術館講座」という授業を設け、
これを選択した生徒は、1年間かけて、自分たちで、展示のテーマを決め、ポ
スター、チラシを作り、解説文を考えます。そして最後には、実際に美術館で
展示を行い、来館者に対して解説も行います。つまり、高校生が自分たちの手
で、美術館の展示、解説などを行うという授業です。
 今年度は、14人の生徒が「美術館講座」の授業を選択し、テーマは「版画の
ソナタ〜HANGA〜」に決まりました。すでに、展示する版画の選定、ポス
ター、チラシの制作などが終了し、現在は、展示解説にそなえての学習や練習
が行われています。
 下記の日程で、高校生が展示作品の説明をするギャラリートークを行います。
高校生の感覚で見た版画の印象を聞いてみるのもおもしろいと思います。
是非、足を運んでみてください。
 
☆「版画のソナタ〜HANGA〜」−14名の高校生によるギャラリートーク−
日時‥‥平成19年1月13日(土) 14:00〜
場所‥‥第6展示室
 
展示作品(作品の展示は、1月12日(金)〜1月14日(日)の3日間、第6展示室で
行います。)
ad作家名‥‥‥‥‥作品名
01‥ヘレン・ハイド‥雨の夜
02‥ヘレン・ハイド‥家路
03‥野田哲也‥‥‥‥Diary:Aug.9th'81 to Nakatugawa
04‥野田哲也‥‥‥‥Diary:May 7th'86 in Nara
05‥小野具定‥‥‥‥漁夫
06‥小野具定‥‥‥‥北の海
07‥関主税‥‥‥‥‥「信濃路春秋」より春風安曇
08‥関主税‥‥‥‥‥「信濃路春秋」より秋色浅間
09‥富田文雄‥‥‥‥森75−20
10‥富田文雄‥‥‥‥接合77−25
11‥瑛九‥‥‥‥‥‥銅版画集4『サーカス』6.風
12‥瑛九‥‥‥‥‥‥銅版画集4『サーカス』7.サーカス
13‥浜口陽三‥‥‥‥パリの屋根
14‥浜口陽三‥‥‥‥顔
15‥東山魁夷‥‥‥‥リトグラフィ集『冬の詩』4.冬樹
16‥東山魁夷‥‥‥‥リトグラフィ集『冬の詩』5.樹氷
17‥川瀬巴水‥‥‥‥房州太海
18‥川瀬巴水‥‥‥‥市川の晩秋
19‥星襄一‥‥‥‥‥王の樹
20‥星襄一‥‥‥‥‥大樹
21‥深沢幸雄‥‥‥‥ピラミッドの下で
22‥深沢幸雄‥‥‥‥掌の中の影
23‥利渉重雄‥‥‥‥光の息
24‥利渉重雄‥‥‥‥晨への旅
25‥生田宏司‥‥‥‥仙宮の白梟
26‥生田宏司‥‥‥‥風
27‥永瀬義郎‥‥‥‥孔雀の女王
28‥永瀬義郎‥‥‥‥つる草のギター
※bニ展示順序は必ずしも一致しません。
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千葉県立美術館−12月の展示内容と作品のお知らせ
 
☆アート・コレクション「浅井忠T」
日時‥11月25日(土)〜1月21日(日)
場所‥第1展示室
近代日本洋画の先駆者として知られる浅井忠が制作した洋画以外の作品から日本画や
陶芸作品を展示することによって、幅広い創作活動を紹介します。
 
‥‥作家名‥作品名‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥制作年‥‥‥材質・技法
〈日本画〉
01‥浅井忠‥松‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1892‥‥‥‥紙・墨
02‥浅井忠‥梅‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1892‥‥‥‥紙・墨
03‥浅井忠‥ほしかき‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1890−1897‥絹・着彩
04‥浅井忠(句:正岡子規)‥狂女(付子規句)‥‥‥1898‥‥‥‥絹・着彩
05‥浅井忠(句:正岡子規)‥古城(付子規句)‥‥‥1898‥‥‥‥絹・着彩
06‥浅井忠‥餓鬼図‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1902−1907‥紙・墨
07‥浅井忠‥人物風俗図‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1902−1907‥紙・着彩
08‥浅井忠‥盗賊‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1902−1907‥紙・着彩
09‥浅井忠‥西洋人物群像‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥不詳‥‥‥‥紙・墨・着彩
 
〈工芸〉
01‥浅井忠‥茶器(猿蟹合戦ノ図)‥‥‥‥‥‥‥‥1902−1907‥陶芸
02‥浅井忠‥茶器(黙語図案)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1902−1907‥陶芸
03‥浅井忠‥農家風俗画手塩皿‥‥‥‥‥‥‥‥‥1902−1907‥陶芸
04‥浅井忠‥花瓶‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1902−1907‥陶芸
05‥浅井忠‥向付皿‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1902−1907‥陶芸
 
☆アート・コレクション「浅井忠U」
日時‥11月25日(土)〜1月21日(日)
場所‥第1展示室
近代日本洋画の先駆者として知られる浅井忠が制作した鉛筆デッサンや水彩画などを
紹介します。
 
‥‥作家名‥作品名‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥制作年‥‥‥材質・技法
〈洋画〉
01‥浅井忠‥風景(1)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1878‥‥‥‥紙・鉛筆
02‥浅井忠‥本所風景‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1878年頃‥‥紙・鉛筆
03‥浅井忠‥沢入駅‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1884‥‥‥‥紙・水彩
04‥浅井忠‥曳舟通り‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1885‥‥‥‥紙・ペン
05‥浅井忠‥房州白浜‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1887‥‥‥‥紙・鉛筆
06‥浅井忠‥房州白浜村‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1887‥‥‥‥紙・鉛筆
07‥浅井忠‥本と花‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1889‥‥‥‥紙・水彩
08‥浅井忠‥貔子窩(ヒシカ)第二軍司令部‥‥‥‥1894−1895‥紙・水彩
09‥浅井忠‥金州城壁上‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1894−1895‥紙・水彩
10‥浅井忠‥フォンテンブローの森‥‥‥‥‥‥‥‥1901‥‥‥‥紙・水彩
11‥浅井忠‥グレーの塔‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1901‥‥‥‥紙・水彩
12‥浅井忠‥パリ公園‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1900−1902‥紙・鉛筆・淡彩
13‥浅井忠‥農家‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1902‥‥‥‥紙・水彩
14‥浅井忠‥京都高等工芸学校の庭‥‥‥‥‥‥‥1903‥‥‥‥紙・水彩
15‥浅井忠‥奈良郊外‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1903‥‥‥‥紙・水彩
16‥浅井忠‥老母像‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1906‥‥‥‥キャンバス・油彩
17‥浅井忠‥婦人像‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1907‥‥‥‥キャンバス・油彩
 
※bニ展示順序は必ずしも一致しません。都合により作品を変更する場合があり
ます。
 
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☆アート・セレクション「コレクション50」より
日時‥11月25日(土)〜1月21日(日)
場所‥第2展示室
 千葉県立美術館は、昭和49年に開館し平成16年に開館30周年を迎えました。この間、
近代美術や現代美術の概況の理解に資するため、国内外の美術家の作品約2,300点の
作品収集を行ってまいりました。そこで本館ではこの30周年を記念して、収蔵した作
品の中から、日本や千葉県の美術史上重要な活動をした美術家の作品や、日頃から観
覧のリクエストの高い作品50点の作品を、「コレクション50」として選定し、併せ
て小冊子を刊行しました。本展ではその中から22点を選び紹介いたします。
 
ad作家名‥‥‥作品名‥‥‥‥‥‥‥‥‥制作年‥‥‥‥‥材質・技法等
01‥ミレー‥‥‥垣根に沿って草を食む羊‥‥1860年頃‥‥‥‥キャンバス・油彩
02‥コロー‥‥‥ナポリ近郊の思い出‥‥‥‥1860〜65年‥‥‥キャンバス・油彩
03‥クールベ‥‥雪の中の小鹿‥‥‥‥‥‥1869年頃‥‥‥‥キャンバス・油彩
04‥ルノワール‥少女像‥‥‥‥‥‥‥‥‥1916〜18年頃‥‥キャンバス・油彩
05‥浅井忠‥‥‥漁婦‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1897年(明治30)‥キャンバス・油彩
06‥梅原龍三郎‥竹窓読書図‥‥‥‥‥‥‥1937年(昭和12)‥キャンバス・油彩
07‥安井曽太郎‥熱海附近‥‥‥‥‥‥‥‥1929年(昭和4)‥‥キャンバス・油彩
08‥都鳥英喜‥‥洛北早春‥‥‥‥‥‥‥‥1934年(昭和9)‥‥キャンバス・油彩
09‥岸田劉生‥‥霽れたる冬之日‥‥‥‥‥1917年(大正6)‥‥キャンバス・油彩
10‥椿貞雄‥‥‥八重子像‥‥‥‥‥‥‥‥1918年(大正7)‥‥キャンバス・油彩
11‥板倉鼎‥‥‥金魚‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1928年(昭和3)‥‥キャンバス・油彩
12‥原勝郎‥‥‥モンマルトル‥‥‥‥‥‥1935年(昭和10)‥‥キャンバス・油彩
13‥石橋武治‥‥筑波遠望‥‥‥‥‥‥‥‥1953年(昭和28)‥キャンバス・油彩
14‥石井柏亭‥‥晩春行楽図‥‥‥‥‥‥‥1938年(昭和12)‥紙・水彩
15‥中西利雄‥‥トリエール・シュール・セーヌ‥1930年(昭和5)‥紙・水彩
16‥小堀進‥‥‥逆光‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1974年(昭和49)‥紙・水彩
17‥不破章‥‥‥二女‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1953年(昭和28)‥紙・水彩
18‥高村光太郎‥手‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1918年(大正7)‥ブロンズ
19‥香取秀真‥‥鳩香炉‥‥‥‥‥‥‥‥‥1949年(昭和24)‥鋳金
20‥津田信夫‥‥鳳翔薫炉‥‥‥‥‥‥‥‥1937年(昭和12)‥鋳金
21‥宮之原謙‥‥陶器葡萄彫文壺‥‥‥‥‥1943年(昭和18)‥陶芸
22‥藤田喬平‥‥飾筥・しだれ桜‥‥‥‥‥1985年(昭和50)‥ガラス
※bニ展示順序は必ずしも一致しません。都合により作品を変更する場合があり
ます。
 
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県立美術館は、12月28日〜1月4日まで休館します。新年は5日からの開館
となります。1月は27日からは企画展「−悠久のロマンを現代に−篠ア輝夫」
を開催いたします。次号はその特集をお届けします。 
どうぞ、良いお年をお迎えください。
 
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◆無断転載はお断りします。
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