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                県美メールマガジン

                                     No.21
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 ゴールデンウィークも終わってしまいましたが、充実した時間をお過ごしに
なったのではないでしょうか。
 5月10日に芝生広場の壁に貼った大きな紙におもいおもいの絵を描くワーク
ショップ「ビッグ・ペイントあーと」が行われました。
 あいにく、時々小雨がふる天気のなか120人近くの人たちによって、みるみる
うちに壁に貼った紙に絵が描かれていきました。用意された2台の車にも、絵
を描いたのですが、絵の具が雨で流れ、グラデーションが生まれ、意外にきれ
いな模様が見られました。
 雨の中でも、楽しそうな子どもたちの姿が印象的でした。

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ワークショップ「県民の日・エンジョイあーと」のお知らせ
色砂、小さな四角のシートを使った創作体験や、カンバッジの制作を行います。
日 時 :6月14日(土) 10:30〜
参加費 :800円
定 員 :100名(3才〜小中学生対象)
申込締切:6月5日(木)必着
申込方法
往復ハガキに希望ワークショップ名、〒、住所、氏名(ふりがな)、電話番号、
学校名、学年、年齢を明記の上、下記にお申し込みください。応募者多数の
場合は抽選となります。
〒260-0024 千葉市中央区中央港1-10-1 千葉県立美術館普及課

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 現在、開催しているアートコレクション展の作品一覧を掲載いたします。
心惹かれる作品がありましたら、美術館に足をお運びください。

【第1展示室】
「浜口陽三」
5月8日(木)〜6月8日(日)
浜口陽三(1909〜2000)は和歌山県に生まれ、少年期を千葉県銚子市で過ごし
ました。東京美術学校塑像科を中退し、フランスに渡り独学で銅版画に取り組み
ます。1955年頃から取り組んだカラーメゾチントは、世界で初めての技法として
知られています。1957年サンパウロ国際ビエンナーレ展で日本人として初めて
版画大賞を受賞。以後、次々に国際的な賞を獲得します。果物や昆虫などの
身近な題材をテーマにカラーメゾチントで独自の世界を表現しました。
No 作家名 作品名 制作年 材質・技法等
1 浜口陽三 西瓜 1981 紙・銅版
2 浜口陽三 緑の毛糸 1981 紙・銅版
3 浜口陽三 ロビーナのさくらんぼ 1981 紙・銅版
4 浜口陽三 ロビーナのさくらんぼ(7枚組) 1981 紙・銅版
5 浜口陽三 ロビーナのさくらんぼ(15枚組) 1981 紙・銅版
6 浜口陽三 びんとレモンと赤い壁 1981〜1989 紙・銅版
7 浜口陽三 暗い背景のびんと黄色いレモン 1981〜1989 紙・銅版
8 浜口陽三 赤い蝶 1981 紙・銅版
9 浜口陽三 青い蝶(7枚組) 1982 紙・銅版
10 浜口陽三 青い蝶(15枚組) 1982 紙・銅版
11 浜口陽三 てんとう虫 1984 紙・銅版
12 浜口陽三 てんとう虫(7枚組) 1984 紙・銅版
13 浜口陽三 てんとう虫(15枚組) 1984 紙・銅版
14 浜口陽三 3匹の蝶 1985 紙・銅版
15 浜口陽三 3匹の蝶(7枚組) 1985 紙・銅版
16 浜口陽三 3匹の蝶(15枚組) 1985 紙・銅版
17 浜口陽三 緑のポプラ 1985〜1989 紙・銅版

「山室百世」
4月15日(火)〜5月25日(日) 
鋳金家・山室百世(1900〜1990)は富山県に生まれ、富山県立高岡工芸学校金
工科を卒業。上京し村瀬遊a、宇野先a、津田信夫などに師事します。帝展・
文展・日展を中心に活動し、日展評議員・理事などを歴任。また、銀座和光の
支配人として、工芸の展覧会を開催しその発展に尽力しました。
No 作家名 作品名      制作年 材質・技法
1 山室百世 鋳銅萌ゆる力置物 1940 鋳金
2 山室百世 鋳銅小鳥のささやき 1943 鋳金
3 山室百世 鋳銅月明に善を聞く 1952 鋳金
4 山室百世 鋳銅想念置物 1953 鋳金
5 山室百世 鋳銅芽花瓶      1955 鋳金
6 山室百世 鋳銅第三の指向花器 1958 鋳金
7 山室百世 鋳銅遍路置物 1961 鋳金
8 山室百世 朧銀粧える鳥置物 1964 鋳金
9 山室百世 朧銀月明置物    1964 鋳金

【第2展示室】
「浅井忠・フォンタネージとバルビゾン派」
4月1日(火)〜10月5日(日)
千葉県ゆかりで近代洋画の先駆者浅井忠と、その師フォンタネージやバルビゾ
ン派の作品を紹介します。
No 作家名        作 品 名            制作年    材質・技法等
1 浅井 忠      母の肖像              1899      板・油彩
2 浅井 忠      フォンテンブローの夕景 1901      板・油彩
3 浅井 忠      農婦                  1902      キャンバス・油彩
4 浅井 忠      婦人像                1907      キャンバス・油彩
5 フォンタネージ 十月、牧場の夕べ      1860      キャンバス・油彩
6 フォンタネージ 池と樹木              1870〜72頃 板・油彩
7 フォンタネージ 川辺の二頭の牛        1865頃    板・油彩
8 ラヴィエ      モレステルの谷        不詳        キャンバス・油彩
9 コロー        ナポリ近郊の思い出    1860〜65頃 キャンバス・油彩
10 ルソー        バルビゾンの農場      1850〜55頃 キャンバス・油彩
11 ミレー        垣根に沿って草を食む羊 1860頃    キャンバス・油彩
12 ドービニー    オワーズ川のほとり    1865      キャンバス・油彩
13 ディアズ      森の中の農婦          1868      キャンバス・油彩
14 デュプレ      嵐の前                不詳        キャンバス・油彩
15 トロワイヨン  河辺の道              1860〜1865 キャンバス・油彩
16 ジャック      森の中              1871      キャンバス・油彩
17 クールベ      雪の中の小鹿          1869頃    キャンバス・油彩
18 クールべ      嵐                    1865頃    キャンバス・油彩

【第3展示室】
「新収蔵作品展」
4月8日(火)〜6月8日(日) 
平成19年度に県立美術館に新しく収蔵された作品を紹介します。
No. 作家名 作品名 制作年 材質・技法等
1 石井光風 靴屋 不詳 キャンバス・油彩
2 春日部たすく 盆地晩秋 1960 紙・水彩
3 春日部たすく 戯れ 1964 紙・水彩
4 春日部たすく 古墳壁画幻想 1969 キャンバス・水彩
5 春日部たすく 縄文の花 1970 キャンバス・水彩
6 春日部たすく 鎮魂の花 1970 キャンバス・水彩
7 春日部たすく 回想の四季 1971 キャンバス・水彩
8 山室百世 鳥形水差 不詳 鋳金
9 山室百世 蝶文鳥置物 不詳 鋳金
10 山室百世 花鳥文花器 不詳 鋳金
11 根箭忠緑 白銅花瓶 兎 不詳 鋳金
12 関根薫園 傅山詩 1984 紙・墨
13 関根薫園 無邪 不詳 紙・墨
14 関根薫園 雲龍従 不詳 紙・墨
15 関根薫園 獻壽 不詳 紙・墨
16 福田平八郎 椿大瑠璃 不詳 絹・着彩
17 松沢茂雄 射光 1996 キャンバス・油彩
18 堀友三郎 浮雲 1974 布・染色
19 堀友三郎 ノトロサンゴ草 2001 布・染色
20 堀友三郎 桜島 2006 布・染色
21 種谷扇舟 臨 當門石坐刻石 1983 紙・墨
22 種谷扇舟 石原八束の句 1989 紙・墨
23 種谷扇舟 感謝の一生 1998 紙・墨

【第8展示室】
「石井林響」
4月26日(土)〜5月25日(日) 
日本画家、石井林響(1884〜1930)は千葉市(現在の緑区下大和田町)に生まれ、
旧制千葉中学では堀江正章に洋画を学びますが、院展で横山大観らの作品に
接し日本画への転向を決意します。その後、橋本雅邦に師事し、明治後期から
昭和にかけて、文展、帝展に作品を発表し活躍しました。
No 作家名 作品名 制作年 材質・技法等
【天風時代】
1 石井林響 木華開耶姫 1906 絹・着彩
2 石井林響 漁樵 1913 絹・着彩
3 石井林響 桃源 1913 絹・着彩
4 石井林響 羅浮仙女 不詳 絹・着彩
5 石井林響 唐美人 不詳 絹・着彩
6 石井林響 高士観瀑 不詳 絹・着彩
7 石井林響 梅花小禽 不詳 絹・着彩
8 石井林響 春秋 不詳 絹・墨・淡彩
9 石井林響 梅花書屋 不詳 絹・着彩
10 石井林響 蘇武 不詳 紙・着彩
11 石井林響 雨後浮船 不詳 絹・着彩
12 石井林響 白い鳥 不詳 絹・着彩
13 石井林響 葦に鳥 不詳 絹・墨・淡彩
14 石井林響 竹花鳥 不詳 絹・墨・淡彩
15 石井林響 不詳 絹・墨・淡彩
16 石井林響 釣人 不詳 絹・墨・淡彩
17 石井林響 老人と船 不詳 絹・墨・淡彩
18 石井林響 達磨 不詳 絹・墨・淡彩
19 石井林響 不詳 絹・墨・淡彩
20 石井林響 冬景色 不詳 絹・墨・淡彩
21 石井林響 松に鴉 不詳 紙・墨
22 石井林響 夜道を駆ける人 不詳 絹・着彩
23 石井林響 瑞鶴 不詳 絹・着彩
【林響時代】
24 石井林響 岩魚つり 1926 紙・墨・淡彩
25 石井林響 湖山清秋 1927 紙・淡彩
26 石井林響 蓬莱仙境之図 1927 絹・着彩
27 石井林響 秋景山水 1928 紙・淡彩
28 石井林響 山水図 1928 紙・淡彩
29 石井林響 浦島太郎図 不詳 絹・着彩
30 石井林響 老松白鷺図 不詳 絹・着彩
31 石井林響 唐獅子 不詳 紙・淡彩
32 石井林響 白閑鳥 不詳 紙・着彩
33 石井林響 舟遊図 不詳 紙・墨・淡彩
34 石井林響 桃源 不詳 絹・着彩

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◆無断転載はお断りします。
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     県美メールマガジン No.21 2008.5.15
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          Tel 043-242-8311  Fax 043-241-7880
          URL http://www.chiba-muse.or.jp/ART/
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  返信いただいても、お答えできませんので、御了承ください。
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