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県美メールマガジン

                            No.36
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 暑い日々、百日紅(さるすべり)の花の時期はまだまだ続き、元気いっぱい
に細かな白や赤、薄紅色の花びらが青い空に向かって咲いています。
 子どもたちの夏休みも終盤にさしかかりました。お忙しい足を県美に向けて
いただき、静かな空間でアート・コレクションをご鑑賞してはいかがでしょう。
夏の乾いた心に、しばしの潤いを・・・。
 アート・コレクションの展示は、博物館実習生の手を借りて、第1展示室の
展示が一部新しく変わりました。
 さて、今月号は、第1・第3・第8展示室で開催中の展覧会のご紹介と、
実技講座・ワークショップのご案内をお送りいたします。
 また、予告として、移動美術展についても掲載しました。
 美術の秋に向けて、県美の活動は順調です。◎!
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【第1展示室】
アート・コレクション「石井柏亭」

8月4日(火)〜9月6日(日)

石井柏亭 1882〜1958 (明治15〜昭和33)年
東京市下谷区(現・東京都台東区)に生まれる。本名満吉。
明治31年柏亭17歳の時、画家になることを志し、当時、明治美術会で活躍してい
た浅井忠に入門。
以後、浅井の高弟として、日常的な自然や風景を平明に写実的に表現する作品を
多数描いた。
祖父に日本画家の鈴木鵞湖(すずきがこ)、父に日本画・洋画家の石井鼎湖(いしい
ていこ)、彫刻家・洋画家でありながら石版画も制作した鶴三を弟にもったように、
柏亭は芸術環境に恵まれた家系にあり、自身も油彩画、水彩画、日本画、版画と
はば広く制作した。
柏亭は、明治期創設の主力美術団体である明治美術会や太平洋画会に出品し、
大正期には日本水彩画会や二科会、昭和期には一水会を組織するなど、日本の
近代美術の展開に大きな役割を果たした。
そのほか詩人、歌人、教育者、編集者、批評家、著述家としても幅広い活動をし、
美術雑誌「方寸」の刊行をはじめ、「浅井忠」(1929)や「柏亭自伝」(1943)など
多くの著作を残した。

作 品 名 制 作 年 材 質
 印度洋上       1911(明治44)年  紙・水彩
 舟に居る人      1913(大正2)年  紙・水彩
 晩春行楽図      1938(昭和13)年  紙・水彩
 裏磐梯の秋      1952 (昭和27)年 紙・水彩
 舞姫         1953 (昭和28)年 紙・水彩
冬の朝(行徳) 1909 (明治42)年 キャンバス・油彩
老太々 1919 (大正8)年 キャンバス・油彩
 聖フランチェスコ寺院 1923 (大正12)年 キャンバス・油彩
 阿部川  1936(昭和11)年頃 キャンバス・油彩 
或尼僧 1942 (昭和17)年 キャンバス・油彩
信州風景 1948 (昭和23)年 キャンバス・油彩
印旛沼 1917(大正6)年 紙・木版
佐原 1917(大正6)年 紙・木版
都合により作品を変更する場合があります。

  
アート・コレクション「ガラスの彩り」

7月14日(火)〜8月30日(日)
展示終了まであとわずかです。ぜひこの機会をお見逃しないよう。
 
[ 作品一覧 ]
作家名       作品名       制作年
岩田藤七     貝          1974(昭和49)年
〃        花器         1974(昭和49)年
各務鉱三     水指         不 詳       
藤田喬平     流動・牡丹      1967(昭和42)年
 〃       飾筥・朱雀      1978(昭和53)年
 〃       飾筥・しだれ櫻    1985(昭和60)年
 〃       飾筥・琳派      1985(昭和60)年
岩田久利     花器         1982(昭和57)年
 〃       花器(空色捻文花生) 1993(平成 5)年
石井康治     彩花文器       1995(平成 7)年 
藤田 潤     風の道 2000(平成 12)年


【第3展示室】
アート・コレクション「こどものための展覧会−こどもの情景−」

7月11日(土)〜8月30日(日)
展示終了まであとわずかです。
こどものしぐさや風俗習慣などを表わした絵画・彫刻・工芸など。
展示室内に創作コーナーを設けています。
どなたでもご自由に参加できます。


【第8展示室】
アート・コレクション「石井雙石」

7月4日(土)〜8月23日(日)
展示終了まであとわずかです。
石井雙石の印、書、刻字など90点を紹介します。
また、併せて展示室内には、篆刻作家石井雙石の生前の様子、
創作の様子を窺(うかが)い知ることのできる映像資料を
設置しています。 
      

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☆県立美術館ワークショップ「はんで・あーと」☆
次回のワークショップは紙の色を活かした版画です。

アート・コレクション「深沢幸雄」を鑑賞後、創作体験を行います。
美術館内ででこぼこの形を探し、それをもとに厚紙などで版を作り、版画の
プレス機でプレスして紙の色を活かした作品に仕上げます。

日時:9月19日(土) 13:00〜15:00  
場所:千葉県立美術館 第7展示室
対象:小学3年生以上中学生
定員:30名
参加費:1000円
※申込:事前のお申し込みが必要です。
申込締切日−9月10日(木)(締切日必着)
参加ご希望の方は、往復はがきに、参加希望ワークショップ名
(はんで・あーと)、住所、氏名(複数名の申込可)、電話番号、
年齢を記入のうえ、下記あてにお申し込みください。
なお、定員を超えた場合は抽選となります。

 〒260-0024 千葉市中央区中央港1-10-1 
        千葉県立美術館ワークショップ係
 問い合わせ先 千葉県立美術館普及課 043-242-8311
 

☆県立美術館実技講座 「銅版画講座」☆

銅版画の制作を通して、道具や薬品の扱い方を学びます。
ペンの様な繊細な描写表現が可能です。

・日時:9月3日〜(6日間)12:30〜16:00
・場所:千葉県立美術館アトリエ
・費用:9000円
・講師:上田靖之先生
・定員:15名
※申込:参加には申込が必要です。
申込締切日−8月20日(木)(申込締切日必着)

参加ご希望の方は、往復はがきに、講座名、住所、氏名、電話番号を記入のうえ、
下記あてにお申し込みください。なお、定員を超えた場合は、抽選となります。
 
〒260-0024 千葉市中央区中央港1-10-1
        千葉県立美術館実技講座係
 問い合わせ先 千葉県立美術館普及課 043-242-8311
 
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★☆★千葉県移動美術館のおしらせ★☆★

    第33回千葉県移動美術館 

開催場所:いすみ市水彩ギャラリー 

開催期間:平成21年11月17日・火曜日〜11月29日・日曜日

 収蔵作品をより多くの県民の皆様にご鑑賞いただくため、
県内市町村を会場に千葉県移動美術館を開催いたします。
 今年度は、いすみ市水彩ギャラリーを会場として、
日本画・洋画・彫刻・版画・書・工芸の各分野の作品、
30余点を紹介いたします。


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◆無断転載はお断りします。
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     県美メールマガジン No.36 2009.8.15
     〒260-0024 千葉市中央区中央港1-10-1
          Tel 043-242-8311  Fax 043-241-7880
          URL http://www.chiba-muse.or.jp/ART/
 ※このメールは送信専用メールアドレスから配信されています。
  返信いただいても、お答えできませんので、御了承ください。
  
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