▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲
県美メールマガジンNo.68


東日本大震災により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

弥生の空。やわらかな湿り気を帯びた風も吹くようになりました。
例年より厳しいこの冬の寒さに、じっと耐えていた桜の枝の花芽もふくらみ、
空へ広げた枝に淡いさくら色の花を咲かせるのももうまもなくです。
今回は新たに開催中のアート・コレクションのご案内をお送りいたします。


▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲
メールマガジン配信サーバ変更のお知らせ
----------------------------------------------------------------------------
「県美メールマガジン」は、メールマガジン配信システムの移行に伴い、次号からは
新サーバからの配信となります。現在メールマガジンを購読されている方々があらた
めて購読手続きをする必要はありませんが、新規にメールマガジンの配信停止や購読
をおこなう方法は変更となる予定です。
詳しくは次号の「県美メールマガジン」でお知らせいたします。
----------------------------------------------------------------------------

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●開催中のアート・コレクション
第1・2・3・8展示室
観覧料 一般 300円、高校・大学生 150円、中学生以下65歳以上無料
(65歳以上の方は生年月日を記したものをご提示ください)

◎第1展示室
「浅井忠の京都時代と「武士の山狩り」」
会期 2月28日(火)より4月15日(日)まで

近代洋画の先駆者、浅井忠が晩年を過ごした京都での作品や洋画の指導に関連する作家
の作品などを紹介します。
また、東宮御所(現在の迎賓館)壁面装飾用綴織の下絵「武士の山狩り」などを併せて
紹介します。

No. 作家名     作品名      制作年      材質・技法
1 浅井忠  「東宮御所壁飾草稿1」        明治38(1905)年    紙・水彩
2 浅井忠  「東宮御所壁飾草稿2」        明治38(1905)年    紙・水彩
3 浅井忠  「武士の山狩墨線画(白描)」    明治38-40(1905-07)年    紙・墨
4 浅井忠  「山狩武者」             明治38-40(1905-07)年    絹・墨
5 浅井忠  「武士の山狩墨線画(白描)」      明治38-40(1905-07)年    紙・墨
6 浅井忠  「樹(1)」                      明治38-40(1905-07)年    紙・鉛筆
7 浅井忠  「樹(5)」                     明治38-40(1905-07)年    紙・鉛筆
8 浅井忠  「樹」                             明治38-40(1905-07)年    紙・鉛筆
9 浅井忠  「京都高等工芸学校の庭」         明治36(1903)年        紙・水彩
10 浅井忠  「奈良郊外」                     明治36(1903)年        紙・水彩
11 浅井忠  「鐘馗図」                     明治36(1903)年        紙・墨
12 浅井忠  「琵琶法師」                     明治35-40(1902-07)年    絹・着彩
13 浅井忠  「花」                             明治35-40(1902-07)年    紙・水彩
14 浅井忠   図案画稿「花瓶二種」             不詳            紙・水彩
15 田中善之助  「聖護院の裏」             明治40(1907)年    紙・水彩
16 間部時雄  「寒林」                 不詳    紙・水彩
17 伊藤快彦    「林檎」                 昭和初期頃    キャンバス・油彩
18 都鳥英喜    「海浜風景」                 明治42 (1909)年    キャンバス・油彩
19 霜鳥之彦    「緑のスウェーター」         大正12(1923)年    キャンバス・油彩
20 黒田重太郎  「女と小犬」                 昭和3(1928)年    キャンバス・油彩
21 梅原龍三郎  「伊豆大仁風景」         昭和4(1929)年    キャンバス・油彩
22 安井曽太郎  「熱海附近」                 昭和4(1929)年    キャンバス・油彩


◎第2展示室 
「浅井忠・フォンタネージとバルビゾン派」
会期 2月28日(火)より7月6日(金)まで

日本近代洋画の先駆者、浅井忠の作品とその師であるフォンタネージの作品や、ミレー、コ
ローなどバルビゾン派の作品を紹介します。

No. 作家名  作品  制作年 技法
1 浅井忠  母の肖像  明治32(1899)年  ボード・油彩
2 浅井忠  パリ公園  明治33〜35(1900〜02)年  紙・鉛筆淡彩
3 浅井忠  西洋婦人  明治34〜35(1901〜02)年  紙・鉛筆
4 浅井忠  男性裸像  明治34(1901)年  紙・水彩
5 浅井忠  農婦 明治35(1902)年  キャンバス・油彩
6 アントニオ・フォンタネージ  十月、牧場の夕べ  1860年  キャンバス・油彩
7 アントニオ・フォンタネージ  羊飼いの少女  不詳  板・油彩
8 アントニオ・フォンタネージ  水汲み場風景  1863年頃  キャンバス・油彩
9 フランソワ=オーギュスト・ラヴィエ  モレステル風景(沼)  1867〜95年  キャンバス・油彩
10 フランソワ=オーギュスト・ラヴィエ  モレステルの谷  不詳  キャンバス・油彩
11 カミーユ・コロー  ナポリ近郊の思い出  1860〜65年  キャンバス・油彩
12 ジャン=フランソワ・ミレー  垣根に沿って草を食む羊  1860年頃  キャンバス・油彩
13 ギュスターヴ・クールベ  雪の中の小鹿  1869年  キャンバス・油彩
14 テオドール・ルソー  バルビゾンの農場  1850〜55年  キャンバス・油彩
15 ジュール・デュプレ  森のはずれ 1860年代  キャンバス・油彩
16 シャルル=エミール・ジャック  森の中  1871年  キャンバス・油彩
17 コンスタン・トロワイヨン  河辺の道  1860〜65年  キャンバス・油彩
18 ナルシス=ヴィルジール・ディアズ  森の中の農婦  1868年  キャンバス・油彩


◎第3展示室
「絵から聞こえる音」 
会期 3月3日(土)より4月15日(日)まで

私たちの世界は音と光に満たされています。このため作者の意図を離れ、多くの
作品の画面からは何らかの音を感じ取ることができるのではないでしょうか。
ここでは音をイメージさせ、今にも耳に聞こえてきそうな作品を紹介します。

No.作家名 作品名 制作年 材質・技法
1 野田哲也  Diary:Aug. 9th' 81 to Nakatsugawa  昭和56(1981)年  紙・シルクスクリーン・木版
2 野田哲也  Diary:May 7th' 86 in Nara  昭和61(1986)年  紙・シルクスクリーン・木版
3 星加達夫  影  平成8(1996)年  キャンバス・油彩
4 近藤南海子  グレーの冬  平成4(1992)年  キャンバス・アクリル
5 行木正義  空間吟詠  平成2(1990)年  キャンバス・アクリル
6 行木正義  作品81  昭和56(1981)年  キャンバス・アクリル
7 東山魁夷  濤声  平成6(1994)年  紙・リトグラフ
8 大浦掬水  雪の街角  昭和55(1980)年  紙・着彩
9 関主税  澗声  昭和52(1977)年  紙・着彩
10 ラファエル・コラン  田園詩  1903年  キャンバス・油彩
11 ギュスターブ・クールベ  眠る人  1853年 キャンバス・油彩
12 石橋武治  細道  不詳  キャンバス・油彩
13 中西利雄  四人の女  昭和14 (1939)年  キャンバス・水彩
14 鶴田吾郎  木をつくる  不詳  キャンバス・油彩
15 深沢幸雄  ロック  平成2(1990)年  紙・銅板
16 へレン・ハイド  雨の夜  明治39(1906)年  紙・銅板

◎第8展示室 
「千代倉桜舟いろはにほへと・・・」
会期 3月3日(土)より4月22日(日)まで

造形性と思想を込めた近代詩文書の分野を発展させた書家、君津市出身の千代倉桜舟の
大字のかなによるダイナミックないろは歌の作品を紹介します。

No.作品名 制作年 枚数      
1 いろは歌  昭和53(1978)年  38枚組・横36m67cm 
2 いろは歌の構築−4部連−  昭和59(1984)年  4枚


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ボランティアスタッフ募集のお知らせ
◎ワークショップサポーター募集してます◎

県立美術館で開催のワークショップに、ぜひあなたのお力を
お貸しください。

18歳以上の方(平成24年4月1日現在)
健康で明るく、こどもがすきな方
美術・図画工作に興味のある方
こどもと一緒に創作を楽しみたい方
ボランティア活動をしてみたい方

募集人数は若干名です。
普及課ワークショップサポーター係までお問い合わせください。
                   
**************************************************************
県美メールマガジン No.68 2012.3.15
     〒260-0024 千葉市中央区中央港1-10-1
          Tel 043-242-8311  Fax 043-241-7880
          URL http://www.chiba-muse.or.jp/ART/