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県美メールマガジンNo.71

☆★☆ 6月15日は県民の日のため、美術館の入場料は無料です。★☆★

梅雨の季節を迎え、曇りや雨の日が続いております。肌寒いうえ、沈みが
ちな空模様ですが、元気を出して、夏はすぐそこです。美術館の梅の実は、
今年は少ないようでチョッピリ残念です。

先日、チバテレ(千葉テレビ)の取材がありました。「雨の日でも楽しめ
る博物館めぐり」という特集で、当館や県立中央博物館が紹介されます。
6月16日午後10時から15分間の「ウィークリー千葉県」という番組の中で
放送されます。お時間に余裕のある方はぜひご覧ください。

ところで、田植えというと既に初夏のイメージがありますが、本県では早
いところで4月中旬には田植えの風景が見られます。夏の終わりといえば、
夏休みの終わる8月末、それともまだまだ暑さの残る9月上旬でしょうか。
「夏って5か月もあるの?・・・・・」
第3展示室では、そんな夏の風景や風物を描いた作品が並んでいます。
富取風堂の初夏、大久保作次郎や古川弘の盛夏、不破章の晩夏、雨に煙る
ような古都の黒沢吉蔵は梅雨でしょうか。ぜひご覧になって夏のいろいろ
な空気を感じていただければと思います。ああ、日本に生まれてよかった。

アート・コレクション展は、6月2日から第3展示室で「夏を描く」、6月9
日から第8展示室で「いきものいろいろ」と題した展示が始まりました。
次号で詳しくご案内する特別企画展「魔法の美術館『光のアート展』」開
催期間とその前後は、アート・コレクション展はお休みです。ゆっくりと
絵画や彫刻、工芸作品をご覧になりたい方はお急ぎください。普及事業で
は、7月22日に実施する特別企画展スペシャルワークショップ「じぶんちず
バッグをつくろう!」と手軽にアートを楽しむための実技講座、ホリデー
アート「コラグラフ」と「シルバークレイ」をご案内します。

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☆★開館時間のご案内★☆

時 間 午前9時〜午後4時30分
休 館 月曜日(月曜日が祝日及び振替休日の場合は翌日)
    6月18日・25日、7月2日・9日・17日(7月16日は開館します)
その他 6月15日は県民の日のため、入場料は無料です。
    7月7日から、特別企画展「魔法の美術館『光のアート展』開催
    準備のため、アート・コレクション展は閉室します。

●アート・コレクション展(収蔵作品展)
第1・2・3・8展示室
観覧料 一般300円
    高校・大学生150円(学生証をご提示ください)
中学生以下と65歳以上は無料となります。
    (65歳以上の方は生年月日を記したものをご提示ください)
    障害者手帳をお持ちの方はご本人と介護の方1名無料です。

●特別企画展「魔法の美術館『光のアート展』」
第1・2・3・8展示室
開催期間 7月14日(土)→9月2日(日)
観覧料 一般800円
    高校・大学生400円(学生証をご提示ください)
中学生以下と65歳以上は無料となります。
    (65歳以上の方は生年月日を記したものをご提示ください)
    障害者手帳をお持ちの方はご本人と介護の方1名無料です。


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◇◆◇みる◆みる◇みる◆みる◇みる◆みる◇みる◆みる◇みる◆◇◆

アート・コレクション展についてのお知らせ
現在開催中のアート・コレクション展は、特別企画展「魔法の美術館
『光のアート展』」の準備のため、7月6日で終了します。また、特別
企画展開催期間中は、「浅井忠・フォンタネージとバルビゾン派」な
どのアート・コレクション展は開催しておりませんのでご了承くださ
い。なお、特別企画展終了後のアート・コレクション展は9月8日から
開催となります。

6月から開催の
アート・コレクション展
◎第3展示室
「夏を描く」
麦わら帽子を被り、夏の光を一杯に浴びて立つ少年や、日本髪を結い
夕涼みする女性など、絵画に表現されたさまざまな夏を紹介します。
会期 6月2日(土)より7月6日(金)まで
No. 作家名  作品名  制作年  材質・技法
1 富取風堂  斜陽(夏すがた其一)  1936(昭和11)年  絹・着彩
2 富取風堂  夜(夏すがた其二)  1936(昭和11)年  絹・着彩
3 富取風堂  漁村の初夏  1942(昭和17)年  絹・着彩
4 黒沢吉蔵  古郷晩夏  1988(昭和63)年  紙・着彩
5 若木山  潜  1966(昭和41)年  紙・着彩
6 若木山  わだつみ  1968(昭和43)年  紙・着彩
7 横尾芳月  緑陰  1959(昭和34)年  紙・着彩
8 松本弘二  海鹿島の夏  1951(昭和26)年  キャンバス・油彩
9 大久保作次郎  海水浴帰り  1917(大正6)年  キャンバス・油彩
10 大久保作次郎  凪  1955(昭和30)年  キャンバス・油彩
11 不破章  麗日新宿御苑  1977(昭和52)年  紙・水彩
12 不破章  台湾の農家  1978(昭和53)年  紙・水彩
13 中山爾郎  フロイエンの丘  1988(昭和63)年  キャンバス・油彩
14 三宅克己  駿州三嶋在の緑陰  1947(昭和22)年  紙・水彩
15 丸山晩霞  初夏  1912(明治45)年  紙・水彩
16 田中善之助  日傘  1907(明治40)年頃  紙・水彩
17 古川弘  夏園少年  1949(昭和24)年  紙・水彩
18 椿貞雄  夏の風景  1928(昭和3)年  キャンバス・油彩
19 椿貞雄  夏之路傍  1921(大正10)年  キャンバス・油彩
20 石橋武治  水辺初夏  制作年不詳  キャンバス・油彩
21 足立源一郎  水郷初夏(十二橋)  1955(昭和30)年  板・油彩
22 足立源一郎  水郷初夏(中州水明館より)  1955(昭和30)年  板・油彩
23 鳰川誠一  花火  1955(昭和30)年  紙・墨、水彩


◎第8展示室
「いきものいろいろ」
4枚の襖に墨と僅かな彩色で描かれた白いキジ。イタリアのサン・マルコ広場
で羽ばたく鳩たちを描いた油彩、知的な表情が印象的な猪のブロンズ像など、
いろいろな生き物をモチーフにした絵画、彫刻、工芸作品を紹介します。
会期 6月9日(土)より7月6日(金)まで
No. 作家名  作品名  制作年  材質・技法
1 浅井忠  虎図  1902-07(明治35-40)年  紙・墨
2 石井林響  白閑鳥  1924-25(大正13-14)年  紙・着彩
3 富取風堂  遊鯉(其一)  1928(昭和3)年  絹・着彩
4 富取風堂  遊鯉(其二)  1928(昭和3)年  絹・着彩
5 富取風堂  厩舎  1938(昭和13)年  絹・着彩
6 富取風堂  親子猿  1964(昭和39)年  紙・着彩
7 杉原笛邦  水辺  1964(昭和39) 紙・着彩
8 櫻田清一  サンマルコの鳩  1972(昭和47)年  キャンバス・油彩
9 石川響  化石の渚  1975(昭和50)年  紙・着彩
10 時田直善  望洋  1930(昭和5)年  紙・着彩
11 時田直善  春野三部作揚げ・鳴き・台切  1937(昭和12)年  紙・着彩
12 西村昭二郎  鴨わたる  1973(昭和48)年  紙・着彩
13 多賀新  瞳<ユニコーン>  2000(平成12)年  紙・銅版
14 生田宏司  金魚鉢・もう一つの金魚鉢 1991-92(平成3-4)年  紙・銅版
15 生田宏司  静寂の間  1995(平成7)年  紙・銅版
16 柳原義達  銅版画三葉集2.鳩B  1977(昭和52)年  紙・銅版
17 大野隆徳  李朝の鉢と金魚  1934(昭和9)年  キャンバス・油彩
18 春日部たすく  戯れ  1964(昭和39)年  紙・水彩
19 佐善明  New York Letter  1984(昭和59)年  キャンバス・油彩
20 高村光太郎  猪  1905(明治38)年  ブロンズ
21 津田信夫  犬  制作年不詳  鋳金
22 新海竹太郎  老馬  1921(大正10)年  ブロンズ
23 沼田一雅  鸚鵡  制作年不詳  石膏
24 大須賀喬  昆蟲文飾皿  1986(昭和61)年  彫金
25 澤田志巧  森は観つめる  1995(平成7)  ポリエステル、鉄
26 山室百代  鳥形水差  制作年不詳  鋳金


一部、展示内容変更の
アート・コレクション展
◎第2展示室
「浅井忠・フォンタネージとバルビゾン派」
5月22日から展示作品の一部を変更しました。何れも浅井忠の名作です。
ぜひご覧ください。
会期 7月6日(金)まで
No. 作品名  制作年  材質・技法
1 藁屋根  1887(明治20)年頃  キャンバス・油彩
2 本と花  1889(明治22)年  紙・水彩
3 漁婦  1897(明治30)年  キャンバス・油彩
4 フォンテンブローの夕景  1901(明治34)年  板・油彩
 

その他、開催中の
アート・コレクション展
◎第1展示室(壁面)
「瑛九の版画」
前衛美術の先駆者。「う〜ん、わからない」という人もいれば、
「う〜ん、やっぱりすごい」という人も。いろいろです。
会期 5月22日(火)より7月6日(金)まで 


◎第1展示室(ガラスケース)
「工芸の技と美」
全作品が重要無形文化財保持者(人間国宝)の手になるものです。
伝統の技と美の世界。ああ、やっぱり日本に生まれて良かった。
会期 5月22日(火)より7月6日(金)まで 


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◎ギャラリートーク
アート・コレクション展の展示作品を鑑賞しながら、作品の見どころ
をかたるギャラリートークを開催します。講師は当館学芸員です。
日時 6/24(日)午後2時から
場所 時間になりましたら当館第1展示室にお集まりください。
参加費 入場料が必要です。


▲▽つくる▲つくる▽つくる▲つくる▽つくる▲つくる▽つくる▲▽

○平成24年度実技講座ホリデーアート受講者の募集

ホリデーアートは、2度の土曜日の午後を利用して、簡単にアートに
挑戦するための、実技講座です。
あなたもこの機会にアートを創めてみてはいかがですか。

ホリデーアート「コラグラフ」
木の葉や布、針金など身近な材料を組み合わせて版画を体験します。
絵を描くことがないので、絵を描くことが苦手なあなたもアート作品
を創作できます。
日程 8/18(土),25(土)
申込み 7/27(金)までに着くように往復ハガキに、
    希望講座名「コラグラフ」、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、
    電話番号、年齢をご記入の上、普及課実技講座係までご応募
    ください。
参加費 5,000円
定員 20名(応募者多数の場合は抽選となります)

ホリデーアート「シルバークレイ」
銀粘土(銀の入った粘土)で指輪やペンダントトップなどを作ります。
純銀のオリジナルアクセサリ−が創作できます。
日程 9/1(土),8(土)
申込み 8/17(金)までに着くように往復ハガキに、
    希望講座名「シルバークレイ」、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、
    電話番号、年齢をご記入の上、普及課実技講座係までご応募ください。
参加費 8,000円
定員 20名(応募者多数の場合は抽選となります)


○特別企画展スペシャルワークショップ
 「じぶんちずバッグをつくろう!〜キラリ・夜の地図〜」
7月14日から始まる特別企画展「魔法の美術館『光のアート展』」の展示
作家山口レイコ氏の参加する「ハハコラボ」によるワークショップです。
夜をイメージしたバッグをキャンバスにして、光る素材のアイロンプリント
で地図をつくります。 
日時 7/22(日)午後1時から
会場 当館第7展示室
申込み 7/13(金)までに着くように往復ハガキに
    希望ワークショップ名「じぶんちずバッグをつくろう!」、
    郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、学校名、学年(年齢)、
    電話番号をご記入の上、普及課ワークショップ係までご応募
    ください。
参加費 1,000円
対象 3歳以上〜小学生
定員 30名(応募者多数の場合は抽選となります)


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県美メールマガジン No.71 2012.6.15
     〒260-0024 千葉市中央区中央港1-10-1
          Tel 043-242-8311  Fax 043-241-7880
          URL http://www.chiba-muse.or.jp/ART/
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  返信いただいても、お答えできませんので、御了承ください。
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