美術館からのお知らせ

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県立美術館は耐震改修等工事のため休館していましたが、平成27年1月24日(土)に再開館します。

情報資料室ただいま準備中


   【情報資料室の準備作業風景】

 突然ですが、レオナルド・ダ・ヴィンチは今日の彼の名声とは裏腹に、完成作品は多くなく、これに比して膨大な量のスケッチを残しています。
というのも、彼には何かアイデアを生み出すことこそが芸術家のすべき仕事であり、絵を描くことはそれに従属する仕事だったからだそうです。いつも何をするにも、彼の成した仕事のことは頭をよぎります。

  レオナルドはどのように世界を見ていたのか。
誰も考えたことのない発想は素晴らしいし、そんな目で世界を見てみたい。一方、あんなことがあったらいいなと考えているだけでは始まらず、どんなに段取りは悪く泥臭くても、実際に何かつくられた「かたち」には、その価値があるのではないかとも思うのです。

 耐震補強工事のため休館している間、情報資料室もまた、お休みをしておりました。
一般公開に先駆け、休館中の美術館内では、情報資料室ボランティアの方々と共に、情報資料室再開室のための準備が進められています。

 ボランティアには新しいメンバーを多く加え、通常の図書点検作業と、棚から本を出しての清掃が行われました。今年度より美術館に勤め始め、未熟さふがいなさを痛感すること多々の中、多くのボランティアの方に支えられながら整備を進めている情報資料室では、今まで陽の目を見ることの少なかったであろう資料たちがボランティアの方々によって発見され、息を吹き返し、新しい「かたち」が作られてくるのを見るようです。

(普及課 松田直子)

開館40周年記念特別企画展 平山郁夫展(予告)



【スケッチをする平山郁夫】 (写真提供 産経新聞社)

 今年度の特別展は、千葉県立美術館の開館40周年を記念して「平山郁夫展-仏教伝来の軌跡、そして平和の祈り-」を開催します。
広島県出身の日本画家・平山郁夫(1930~2009)は、自らの被爆体験により仏教への強い関心と平和への祈りをこめて壮大なスケールの作品を描きました。
平山郁夫の国内最大級のコレクションを誇る佐川美術館所蔵作品を中心に本画や素描など約90点を御紹介します。
本画では、玄奘三蔵の仏教原典を求めたインド巡礼を描いた《大唐西域画》、ボスニア・ヘルツェゴビナの紛争地を訪れて描いた《平和への祈り-サラエボ戦跡》、青森県の景勝地奥入瀬渓流を描いた全長7m以上の大作《流水無間断(奥入瀬渓流)》などを展示します。
 今回の展覧会では、本画の大作を10点展示しますので、平山郁夫がシルクロードや日本各地を取材し、感銘を受けて描いた作品をじっくりと鑑賞していただけることと思います。

会   期 平成27年1月24日(土)~3月22日(日) 50日間
開館時間 午前9時~午後4時30分
休 館 日 月曜日休館
会   場 千葉県立美術館 第1・第2・第3・第8展示室
入 場 料 大人800円(640円) 高校・大学生400円(320円) 中学生以下・65歳以上は無料
      (  )は20名以上の団体料金
        * 同時開催の展覧会もご覧いただけます。
関連事業
 ・美術講演会
 ・ギャラリートーク
 ・ワークショップ
 ・ミュージアムコンサート
  

ワークショップ

はじめての日本画体験
金箔を使った日本画体験をします。

会 場 千葉県立美術館第2アトリエ
日 時 平成27年2月15日(日)13:00~15:00
参加費 1,000円
定 員 20名(小学生)
締 切 平成27年2月3日(火)まで事前申込を受
     け付けて います。

お問い合わせは県立美術館普及課
ワークショップ担当松田〔043 (242) 8311〕まで

実技講座

金工講座

会 場   千葉県立美術館県民アトリエ棟
       第2アトリエ
日 時   2月3日(火)・5日(木)・10日(火)
      12日(木)・17日(火)・19日(木)
     24日(火)
     各回12:30~16:00
講 師  平山記通
参加費  14,000円(7日間)
定員    15名
締切    1月20日(火)まで事前申込を受け付けて
       います。

お問い合わせは県立美術館普及課
実技講座担当渋谷〔043 (242) 8311〕まで

もっと知りたいワークショップあれやこれや


みなさん こんにちは!
ワークショップ担当学芸員の松田直子です。

 今回はワークショップボランティアさんについて。
 千葉県立美術館のワークショップは、ボランティアさんと一緒に運営をしています。クリスマスオーナメントを作るって言っても、どんな風に作ったらいいかわからない!
 子供たちがアイデアを膨らませる助けとするために、ワークショップ冒頭で参考作例として見せていたのは、実はボランティアさんたちが事前研修で制作した作品でした。(事前研修から本番までの間はしばし美術館のアトリエで仮展示?をしていました。)

 ボランティアさんたちとの間では、幼児の色彩感覚は三歳で決まると言われているが、本当にその通りで子供により個性あふれる作品が見られました(T)。針金使いにハマる子を見て、あの子にはあの瞬間何か特別なひらめきがあったはずだ(H)。など、ワークショップをめぐる真剣なトークが繰り広げられます。

 短い時間で疲れることなく参加できて、何より子供が楽しそうにしている姿を見ることができることが嬉しい(Y)という声もあり、無理をすることなく楽しめるのもワークショップボランティアのお得なところです。

県美デジタルミュージアム

県美デジタルミュージアムに2作品が追加されました。(平成26年度)

篠崎輝夫とシルクロード
描かれた房総
*『崎』の本来の表記は「山」偏に「竒」の表記ですが、パーソナルコンピュータや携帯電話での閲覧時の誤表記を避けるため『崎』を使用しています。
県立美術館ホームページの千葉県立美術館デジタルミュージアムからパーソナルコンピュータやスマートフォンで ご覧いただけます。
ご覧いただく際、Internet Explorer,safari,Google Chromeの各ブラウザを推奨します。

友の会からのお知らせ

県立美術館友の会では会員を募集しています。
友の会会員になると、『実技講座(洋画・日本画・水彩画)』の受講や『葉美会展』への作品出展のほか、
『秋の美術鑑賞の旅』(本年度は11月5日に国立新美術館の「チューリヒ美術館展」や目黒区美術館の「パリの日本人展」を目黒区美術館学芸員によるギャラリーツアーとともに鑑賞しました。)など多彩な行事に参加できます。
詳細は、県立美術館ホームページ(http://www.chiba-muse.or.jp/ART/members/index.html)をご覧いただくか、県立美術館友の会事務局〔043 (242) 8311 内線38〕(毎週木曜日在館)までお問い合わせください。

〒260-0024千葉市中央区中央港1丁目10番1号
Tel:043-242-8311 Fax:043-241-7880