美術館からのお知らせ

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特別展「香取神宮―神に奉げた美―」は 1月17日まで


(上段)香取神宮神幸祭絵巻(國學院大學蔵)神輿部分
(下段左)国宝海獣葡萄鏡 (下段右)香取神宮本殿造営棟札(むなふだ)

*【元禄十三年修復覆札
引用:『香取神宮史料調査報告書-建造物・美術工芸品・考古資料編-』佐原市教育委員会
但し、本読み下しは昭和14年社蔵の写しから作成したもので、今回展示した資料からではありません。




香取神宮神幸祭絵巻(國學院大學蔵)神輿部分

 現在12年に一度行われている式年神幸祭のかつての姿を描いた香取神宮神幸祭絵巻を紹介します。
香取神宮神幸祭絵巻は、室町時代の永正年間に描かれたものを書き写したものが6本残っており、
これらを集めて展示するのは今回が初めてです。

国宝 海獣葡萄鏡
 香取神宮蔵の海獣葡萄鏡は、正倉院南倉9号鏡と同型の鏡です。海獣葡萄鏡としては直径29.7cm、
重量約4.5kgと大型で、中国盛唐期を代表する鏡です。また、愛媛県大三島の大山祇(おおやまずみ)
神社蔵の禽獣(海獣)葡萄鏡・直径26.8cmとともに国宝となっています。

香取神宮本殿造営棟札(むなふだ)
 香取神宮の現在の本殿が、江戸時代中期の1700(元禄13)年に5代将軍綱吉によって造営された
ことを示す「棟札(むなふだ)」です。昨年11月に、近隣の民家に家宝として保管されてきたものが、
香取神宮に返還されました。棟札には本殿を造営した年月日が記されており、大変貴重な史料です。

特別展は1月17日(日)までの開催です。
是非、足をお運びください。

皆様のご来館をお待ちしております。

千葉県文化財保護条例制定60周年記念
   特別展「香取神宮-神に奉げた美-」
  香取の名宝一挙公開

開催日時 平成27年11月17日(火)
                ~平成28年1月17日(日)
開館時間 午前9時~午後4時30分
               (入場は午後4時まで)
               月曜日は休館です。


お問い合わせは学芸課〔043(242)8311〕まで

特別展関連ギャラリートークのお知らせ

 特別展「香取神宮-神に奉げた美-」のギャラリートークは第2・4土曜日午後1時30分から
  行います。 (秋山学芸員)

2 1月17日(日)は午前11時30分から第8展示室において、スポット・ギャラリートークを行い
    ます。 「海獣葡萄鏡の魅力」と題して、国宝・海獣葡萄鏡について、さまざまな視点から
  海獣葡萄鏡の実態に迫るトリビアをご紹介します。 (石倉学芸員)

3 1月17日(日)、午後1時30分より館長スペシャル
    ギャラリートーク≪特別展をアートな視点から≫を開催します。(田村館長)

是非ご参加ください。

アート・コレクションのお知らせ

 房総と近代美術(1月23日~4月10日):第1・第2展示室
  この展覧会では、東山魁夷の日本画、浅井忠の水彩画などをご紹介(展示)します。 

2 版画-メゾチントの魅力(1月23日~3月6日):第3展示室
  ビロードのような質感が特徴のメゾチント技法で表現された版画作品をご紹介します。

3 バルビゾン派とフォンタネージ(1月23日~3月6日):第8展示室
  ミレーやコローなどバルビゾン派の画家たちと、日本の近代美術の基礎を築いたイタリア人画家
  フォンタネージの作品をご紹介します。

もっと知りたい学芸員のお仕事あれやこれや

   (上段)鋳上がり直後の鏡背面
   (中段)鋳上がり直後の鏡面
   (下段)研磨仕上げ後の鏡背面

皆さんこんにちは。
普及課学芸員の石倉亮治です。

 昨年12月から特別展「香取神宮−神に捧げた美−」
に展示されている国宝・海獣葡萄鏡のスポットギャラリートークを実施しています。

 すでに4回のギャラリートークを行いましたが、参加してくださった多くの来館者の方から沢山の質問をお受
けしました。
1鏡はいつごろから作られるようになったの?
2鏡って,どうやって作るの?
3鏡って,何でできているの?
4鏡の表面はどうなってるの?
5鏡はどのくらいの重さなの?
などなど、本当に多くの方が鏡に興味をお持ちである
ことがわかりました。

ギャラリートークを通してこれらの質問にお答えしてき
ましたが、 各回の参加者の方には,実際に銅と錫を
溶解し、鋳型に流し込み製作した鏡をに手に取って
完成までの経過を体験していただきました。
(ただし、製作した鏡は海獣葡萄鏡ではなく、方格
規矩四神鏡です。)
鋳型からはずした鋳上がり直後の鏡や,研磨作業の進捗状態や、実際に手にした鏡の質感・重さを体験された多くの方は、想像以上の鏡の存在感に改めて感激されているようでした。

 さて、1月17日はいよいよ最後のスポットギャリートークです。 これまでに参加された多くの方からの一番多く寄せられた質問、「正倉院の鏡と同じ型の海獣葡萄鏡がなぜ香取神宮にあるの?」、「誰がこの鏡を香取神宮に持って来たの?」という最大の謎に迫ります。

多くの方のご参加をお待ちしています。

One more thing !
製作した「鏡」は、現在鋭意研磨作業を進めています。 当日は、研磨作業も仕上がった鏡を実際に手に取って体験していただける予定です。
さて、研磨仕上げ後の鏡面は如何に。

どうぞお楽しみに。

 

県美デジタルミュージアム

県美デジタルミュージアムの作品を紹介します。

パリの浅井忠
県立美術館ホームページの千葉県立美術館デジタルミュージアムからパーソナルコンピュータやスマートフォンで ご覧いただけます。

友の会からのお知らせ

県立美術館友の会では会員を募集しています。
友の会会員になると、『実技講座(洋画・日本画・水彩画)』の受講や『葉美会展』への作品出展のほか、『秋の美術鑑賞の旅』など多彩な行事に参加できます。

友の会はミュージアムショップを運営し、アートなグッズを販売しています。
(友の会会員は全ての商品について販売価格から10%OFFでご購入いただけます。)
【ミュージアムショップ新着商品のご紹介】

特別展「香取神宮-神に奉げた美-」関連グッズ 
 1 県立美術館特製「絵馬」(右) 販売価格500円(税込)

*なお、平成27年度特別展「香取神宮 神に奉げた美」図録(左)は、ご好評につき完売
いたしました。


実技講座のご案内
(*会員以外の方も申込可能ですが、応募が定員を超えた場合は会員の方を優先します。)


洋画講座9
会   場 県民アトリエ棟 第1アトリエ
日   程 2月18日(木)・19日(金)23日(火)~26日(金) 6日間
時   間 13:00~16:00(片付けも含む)
申込締切  2月4日(水)必着
定   員 30名
講   師 濱田 清氏(千葉県美術会常任理事)
費   用 7,000円

日本画講座
会   場 県民アトリエ棟 第2アトリエ
日   程 3月3日(木)~5日(土)・8日(火)~10日(木) 6日間
時   間 13:00~16:00(片付けも含む)
申込締切  2月18日(木)必着
定   員 30名
講   師 中村寛治氏(千葉県美術会理事)
費   用 10,000円
詳細は、県立美術館ホームページ(http://www.chiba-muse.or.jp/ART/members/index.html)をご覧いただくか、県立美術館友の会事務局〔043 (242) 8311 内線34〕までお問い合わせください。

〒260-0024千葉市中央区中央港1丁目10番1号
Tel:043-242-8311 Fax:043-241-7880