千葉県立美術館 | 千葉県立美術館友の会 | 美術鑑賞の旅

千葉県立美術館

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過去の美術鑑賞の旅

旅行が楽しみで友の会に入会されている会員の方もいらっしゃるほど、ご好評をいただいている恒例行事です。

見学先紹介(平成25年度)

  • 中村彝アトリエ記念館中村彝アトリエ記念館 中村彝アトリエ記念館
  • ■ 中村彝アトリエ
       記念館

    最初の見学先は、中村彝アトリエ記念館でした。中村彝は明治20年、水戸に生まれますが、 幼少期に父母を失い、既に軍人だった兄達を頼って上京。難関の陸軍幼年学校に合格しますが、 結核と診断され、退校を余儀なくされます。本県館山市での療養中、画家を志すようになり、 作品は文展で次々と受賞。新宿中村屋のアトリエを拠点とします。中村屋の娘をモデルとした 制作や彼女への恋を経て、下落合のこのアトリエを終の棲家とし、有名な「エロシェンコ像」 を描きました。画家のような雰囲気のボランティア立脇さんの解説を受けました。優しい日射し がいっぱいに満ちたアトリエの中で、病であまり外出できなかった彝が愛した調度品やイーゼル に囲まれ、画家の才能と不遇の生涯に思いを馳せました。

  • 佐伯祐三アトリエ記念館佐伯祐三アトリエ記念館
  • ■ 佐伯祐三アトリエ
       記念館

    佐伯祐三アトリエ記念館 佐伯祐三アトリエ記念館でもボランティアの榎本さんから丁寧な説明を伺いました。佐伯祐三は、 明治31年、大阪に生まれ、東京美術学校に学びました。結婚して下落合のこの家に住みますが、 子とパリに向けて出発。モンパルナスに住み、パリの下町を描くエコール・ド・パリの画家の一人 となりました。精力的な制作活動を行い、サロン・ドートンヌにも入選しましたが結核で30歳の 生涯を閉じます。わが千葉県立美術館の収蔵作家、板倉鼎の生涯を彷彿とさせますね。大正期の アトリエ建築だという鋭角な三角屋根の建物、白いベンチを配した庭草がそよぐお洒落な庭が 印象的でした。

  • 林芙美子記念館 林芙美子記念館
  • ■ 林芙美子記念館

    午前中最後に見学したのは坂の上にある林芙美子記念館でした。芙美子は明治36年、下関生まれと 言われています。両親とともに行商して歩き、学校も転校を重ねます。恩師に文才を認められ高等女 学校に学び、図書館の本を読み耽り、地方新聞に詩や短歌を投稿します。卒業後、女工、下足番、 女給等の職業を転々としながら、雑誌に連載した自伝的小説「放浪記」がベストセラーとなったのは 御存じの通りです。昭和5年に落合に移り住み、同16年に新居が完成。亡くなるまでここに暮らし す。新居建設のため200冊近い参考書を読み、前衛的な建築家山口文象に依頼して《東西南北風が吹 き抜ける》という理想の家を作ります。見学時、二手に分かれてボランティアの鈴木さん、平片さん の説明を伺いました。客間より茶の間や風呂、厠、台所などの生活空間にお金をかけて作ったという 芙美子のこだわりが随所に感じ取れて楽しい時間を過ごしました。

  • 東京芸術大学美術館
  • ■ 東京芸術大学
       美術館

    の「国宝興福寺仏頭展」 4番めの見学地は東京芸術大学美術館の「国宝興福寺仏頭展」です。「白鳳の貴公子」の名に 相応しく威厳と優美さを兼ね備えた鋳造仏頭、仏頭の守護神とされる国宝「木造十二神将立像」 は背後から見ても一部の隙もなく完璧な造形でした。実際にあったようにと柱に巻くように 配された「板彫十二神将像」は、厚さ3センチの檜の平板から掘り出されたもの。骨格を太く 描き、手を体の前や後ろに配するなどして立体感を出す工夫をしています。十二体、それぞれが、 厳めしいのに滑稽味もあって味わい深いものでした。

見学先紹介(平成24年度)

  • 横須賀美術館
  • ■ 横須賀美術館

    横須賀市制百周年を記念してできた開館5周年の新しい美術館です。「百花繚乱 女性の情景展」は、多彩な角度で≪女性≫を捉えた異色の展示。「及川正道イラストレーションの世界」は、雑誌「ぴあ」の表紙を描き続けた及川さんの作品200点が紹介されています。別館の「谷内六郎館」は雑誌「週刊新潮」の表紙絵を描いた谷内さんの原画が展示され、千葉県御宿の海を描いた創刊号の表紙絵は、添えられた詩が胸に響きます。

  • 神奈川県立近代美術館葉山館
  • ■ 神奈川県立
      近代美術館葉山館

    鎌倉、鎌倉別館と3兄弟の葉山館は、平成15年に開館しました。「ビーズインアフリカ」は国立民族学博物館のコレクションから200点を紹介、ビーズと人間の歴史、社会、文化とのかかわりを探る企画展です。ビーズは装飾のみならず、呪術や社会的地位の象徴、年齢や出身民族の証など様々な役割を果たしたそうで、アフリカのビーズの持つ野性味と深みのある色は神秘的な魅力を放っていました。

  • 葉山しおさい博物館
  • ■ 葉山しおさい博物館

    葉山御用邸跡地に開設された「葉山しおさい公園」の中にある博物館で、葉山周辺の海に生息する魚類、甲殻類、海藻類が展示されています。昭和天皇のコレクションや深海生物の展示もあって、学芸員の詳しい解説を受け、驚いたり笑ったり楽しませていただきました。

  • 山口蓬春記念館
  • ■ 山口蓬春記念館

    山口蓬春は、白馬会や東京美術学校の西洋画科で洋画を学びますが、日本画科に転科して主席で卒業。西洋画の技法を取り入れながら新しい日本画の創造を目指し、日展を中心に活躍しました。蓬春の家を記念館とした建物は、蓬春が制作しやすいように作られていることが学芸員の説明で分かりました。

見学先紹介(平成23年度)

平成23年度は茨城県笠間方面で、10月20日(木)に美術館、記念館などをめぐりました。

  • 笠間日動美術館
  • ■ 笠間日動美術館

    日動画廊創業者の長谷川仁・林子夫妻が金婚式と操業45周年を記念して,住まいのあった笠間に1972年に設立した美術館です。企画展示館,野外彫刻庭園,フランス館,日本館(世界的にも有名なパレット館)により構成されています。訪れた日は学芸員の方に開催中のユトリロ展のガイダンスをしていただきました。

  • 茨城県陶芸美術館
  • ■ 茨城県陶芸美術館

    伝統工芸と新しい造形美術をテーマとする笠間芸術の森公園内に,誰もが気軽に立ち寄れる親しみのある美術館として,2004年に設立されました。近現代の陶芸を専門とする美術館で,松井康成ら重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品をはじめ,多くの優れた陶芸作品を収蔵しています。企画展三代徳田八十吉展では,色彩豊かな陶磁作品を鑑賞しました。

  • 春風萬里莊
  • ■ 春風萬里莊

    書家であり,篆刻・絵画・陶芸,漆工芸,料理などに多彩な才能を発揮した北大路魯山人の住居・アトリエ(江戸時代の古民家)を芸術の村の核施設として鎌倉から移築したものです。魯山人が設計した茶室など万事凝り性であった魯山人らしさが随所に見られます。笠間日動美術館の学芸員の方にガイダンスをしていただきました。

  • 田中嘉三記念館
  • ■ 田中嘉三記念館

    日本画家田中嘉三(1901〜1967)は笠間に生まれ,14歳で木村武山に師事,日本美中員に所属し1948年に「一字金輪仏」で院展首席受賞。仏画,花鳥画,人物,歴史画などで活躍しました。遺族によって1979年に記念館が建てられました。

見学先紹介(平成22年度)

平成22年度は10月14日(木)に栃木県足利市の美術館などをめぐりました。

  • 栗田美術館
  • ■ 栗田美術館

    栗田英男氏により創設された、江戸時代の伊万里焼と鍋島焼のみに限ったコレクション数千点、常設展示が2千点という本格的な陶磁器の美術館です。3万坪の敷地に本館・歴史館・陶磁会館・阿蘭陀館などが点在し、陶磁器の魅力とともに庭園もすばらしく山野草も楽しめました。

  • 足利市美術館
  • ■ 足利市美術館

    平成6年に開館した地元ゆかりの作家の作品、足利銘仙のポスター原画などの収蔵を行っています。旅行の際は千葉市美術館でも開催された「MASKS−仮の面」が開催中で、さまざまな地域の仮面に出合いました。郷土作家コーナーに相田みつおの書・牧島如鳩の日本画が展示されており、幅広い美術作品を楽しむことができました。

  • 足利学校
  • ■ 足利学校

    足利美術館で開催の展示をすでに他館でご覧になられた方のために設けたコースでした。日本最古の学校として知られ、大正10年に国の史蹟に指定されています。足利美術館から移動したメンバーとともに記念撮影を行いました。

  • 草雲美術館
  • ■ 草雲美術館

    足利市出身の幕末の勤王の南画家田崎草雲の遺作、遺品を保存し収集しています。鈴木栄太郎氏が私費を投じて白石山房内に建設し、足利市に寄付したものです。草雲が晩年に画室兼居宅としていた旧宅や企画展「秋の山々」を詳しく説明いただきました。

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