《敦煌陽関》 1996(平成8)年  紙・水彩、縦 37.3p×横51.7p

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 陽関は古代の関所跡で、唐の詩人・王維の詩にも詠まれています。その一節を、篠アは画面に記しています。「勧君更盡一杯酒 西出陽関無故人」(「君に勧めよう、もう一杯飲み干すことを。西の端の陽関を出てしまえば、酒を酌み交わすような友もいないのだから」の意)。現在みられるのは、漢代のものといわれている烽火台のみです。