針供養(ハリクヨウ)
【針の使用を忌んで針仕事を休み、古針、折れ針の供養などをする行事。】
 最近は人形供養、はさみ供養、時計供養など様々なものの供養がさかんに行われていますが、旧暦の2月8日には古くから針供養が行われてきました。
 町場の裁縫所でも針供養が行われました。折れた針を豆腐などのやわらかいものに刺し、女性が信仰した淡島様やお寺、床の間などに供え、裁縫の上達を祈願しました。この日、裁縫所に通う女性達は、1日針の仕事を休み、裁縫所の先生を囲んで飲食をともにし、楽しい時を過ごしました。 
房総のむらで見られる展示
商家−地蔵
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