お荒神様の宿替え(オコウジンサマノヤドガエ)
【藁などで作った荒神の祠を作り変える行事。】
 日本では古くから、家屋敷や周辺にいろいろな神様を祀り、家内安全や火伏せ、盗難よけなどを祈る習慣があります。
 安房郡三芳村山名で祀られている「お荒神様」は、家屋敷を守る神様とされています。東日本では、一般に「荒神様」は火の神様あるいは火伏せの神様である場合が多いのですが、いわゆる「屋敷神(屋敷地の守護神)」として荒神様を祀る事例は全国的にもみることができます。このように「荒神様」がさまざまな神として祀られるようになった背景には、中世以降の山伏や祈とう師たちの「荒神」信仰の普及によるのではないかといわれています。 
房総のむらで見られる展示
安房の農家
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