新箸(ニイバシ)
【ススキやカヤで箸を新調し、うどんや小麦饅頭などを食べる行事。】
 新著(または新箸の祝いともいう)は、その年のまだ青いススキなどを切って箸を作り、その年の小麦粉で作ったうどんまたは饅頭などを、その箸で食べる行事です。地域によっては赤飯や煮たカボチャを食べるところもあります。なぜそのような箸を作ってうどんなどを食べるのでしょうか。その理由については、まだはっきりとわかっていませんが、昔、源頼朝(鎌倉幕府の初代将軍。1147〜1199)が相模国(現在の神奈川県)における石橋山の戦い(1180)で平家方に敗れたとき、菅で箸を作って昼飯を食べ、後でその箸を逆さに地に挿したところ、そこからやがて芽が出てきたという伝説がよく聞かれます。
房総のむらで見られる展示
上総の農家
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