
江戸時代中期に建てられた成田市堀之内の平山家を、伝統的な工法で再現しています。2,200uの敷地内には、主屋・土蔵・長屋門・灰小屋・作業小屋・木小屋が建ち並んでいます。またおまつり広場から下総の農家へ続く園路沿いには、古い品種の稲などを栽培する水田、畑があり、昔の農村風景をうかがうことができます。

下総の農家全景

下総の農家主家

おもや
主屋は茅葺きの寄棟作りになっており、広さは198.26uです。間取りはザシキ(座敷)を中心に、げんかん(玄関)、なかのま、おくのま、なんど(納戸)、だいどころ、土間などが配されています。

ざしき(座敷)
土間から見たざしきの様子です。板張りになっており、手前には囲炉裏が切ってあります。祝儀・不祝儀といった人寄せのときなどに使われることが多かったようです。

げんかん(玄関)・なかのま・おくのま
げんかんから見た、なかのま(手前)・おくのま(奥)の様子です。江戸時代には代官などの役人が使用するための部屋であったといわれ、畳敷きになっています。

なんど(納戸)
家人の寝室です。寒い冬はウスベリを敷いて寒さをしのぎました。

だいどころ
食事をしたり、縄ないやゾウリ作りなどの手仕事をします。

土間(かまど周辺)
かまどでは毎日ご飯を炊いたり、味噌や醤油を作るための豆を煮たりしました。

土間(水周り)
水周りでは、洗い物や調理の準備をします。水は井戸や小川から桶で汲み、水瓶に入れて使いました。

土間(米の調整用具)
籾摺りも土間で行なわれました。そのための木摺臼(きずるす)や土摺臼(どずるす)、また精白用の搗き臼(つきうす)なども置いてあります。

土蔵
土蔵は、長屋門正面より向かって左側に建てられています。主に穀類などの収穫物を貯蔵するところです。
この土蔵は、茅葺きの屋根と、壁の間の隙間により、温湿度の調整を図るよう作られています。



長屋門
長屋門は江戸時代、村役人層の家にのみ建てることが許されていたといわれています。この農家の長屋門には、使用人の部屋、物置、馬小屋が作られています。また、長屋門正面には、サッパブネや踏み車が展示されています。

馬小屋
馬小屋は、長屋門正面より向かって右側にあります。主な展示物は、馬桶や飼い葉桶、鞍などです。

灰小屋
灰小屋は、灰や堆肥を貯蔵するところです。昔は堆肥作りに人糞が盛んに用いられたことから、灰小屋には便所が備えてあります。

機織りの体験風景(作業小屋)
機織りの体験学習には、手軽にできるコースター作りや、半日体験のテーブルセンター作りなどがあります。また、テーブルセンターを数回体験して基本的な機織りの技術を習得すると、糸の染色や「機上げ」など専門的な技術を習得できる「機織り講座」を受講することができます。

木小屋
木小屋は、たきぎや炭などの燃料を貯蔵するところです。昔は一年分の燃料を保存しておいたといわれます。
【千葉県立房総のむら】千葉県印旛郡栄町龍角寺1028|電話 0476-95-3333|メール mura@chiba-muse.or.jp































