アメリカザリガニは、水路や池などの水辺で見られる身近な生きものです。
しかし、じつは今から約80年前の1927年にアメリカから導入された外来種で、今では全国に定着しています。
外来種であるアメリカザリガニは、水草や水生昆虫など、多くの生きものに悪影響を及ぼすことが知られています。このため、環境省は要注意外来生物に指定し、注意を呼びかけています。
生態園の舟田池でも、アメリカザリガニが増えてしまって水草の生育を妨げ、池の水環境を乱してアオコの異常増殖を引き起こしています。
今回のトピックス展では、舟田池でのアメリカザリガニ駆除のための水位低下作戦・網による捕獲作戦・隔離水界を用いた水草食害実験など、アメリカザリガニ対策のさまざまな足跡を紹介します。