平成22年度 生態園トピックス展

まち の コウモリ

2010(平成22)年 9月7日(火)〜10月31日(日)
千葉県立中央博物館 生態園オリエンテーションハウス

連続ストロボを使って撮影したアブラコウモリ  撮影:大沢夕志

イソップ物語に登場するコウモリは、ときに鳥の仲間だと言い、ときに哺乳類の仲間だと言います。ホントのところは、翼をもち、空を飛んでも、コウモリはれっきとした哺乳類です。

夕暮れの空をひらひらと飛ぶアブラコウモリは、とても身近な野生哺乳類です。この展示では、コウモリの不思議な体のつくりと、町なかに暮らすアブラコウモリの知られざる生態をご紹介します。

●へぇ〜と思う面白いコウモリ話を、展示の中からいくつかピックアップ!
その1

コウモリの翼はどのような仕組みになっているのでしょうか? 腕の骨やなが〜く伸びた指の骨の間に膜が・・・!

その2
コウモリといえば、逆さにぶらさがるのが定番。でも、アブラコウモリはぶらさがらない!

その3
ぶらさがらないけど、頭を下にしていることの多いアブラコウモリ。うんちやおしっこをするときは、さすがに体の向きを変えます!
その4

気味が悪いと敬遠されがちなコウモリ。でも、実のところは人間に役立っています。その証拠は、フンの中身を拡大して見ると分かります!

その5
アブラコウモリは蚊などの小さな虫を飛びながら捕まえます。口を開いてそのままキャッチするのかと思いきや、そうではありません。体を丸く曲げ、尾の膜を虫取りネットのようにして獲物をゲット! 餌とり秘技の決定的瞬間をとらえた写真を、展示会場でぜひご覧になってください。

開催概要

【期 間】2010(平成22)年9月7日(火)〜10月31日(日)
【閉園日】毎週月曜日
  ただし、9月20日(祝・月)は開園、翌21日(火)は閉園
      10月11日(祝・月)は開園、翌12日(火)は閉園
【時 間】午前9時〜午後4時30分
     (生態園への入園は午後4時15分まで)
【会 場】千葉県立中央博物館 生態園オリエンテーションハウス
入場無料

関連行事

生態園観察会「コウモリの声を聞いてみよう」

【日 時】9月11日(土)・9月25日(土) 両日とも17時30分〜19時
     両日の内容は同じものです。別々に申込みを受け付けます。【内 容】生態園トピックス展「まちのコウモリ」を見ながら解説を行った後、本館の近くにある舟田池ないし青葉ヶ池において、バットディテクターという調査器具を使って通常は聞くことのできないコウモリの超音波の声を聞きながら野生のアブラコウモリを観察します。
【対 象】どなたでも(小学生以下は保護者同伴)
【定 員】各15名
【申込み方法】2週間前までに事前申込み。申込み多数の場合は抽選となります。くわしくは行事申込のページをごらんください。

いずれもアブラコウモリ(右の写真は連続ストロボ撮影)  撮影:大沢夕志

このページに掲載の写真の無断複写・転載を禁じます。