千葉県立中央博物館生態園生態園トピックス展「妖怪と野鳥」


千葉県立中央博物館 生態園

 生態園トピックス展「妖怪と野 鳥」

会期: 2015年6月9日(火曜日)〜9月29日(火曜日)
   会期を追加し、休館明けにも4日だけ開催します。
   10月10日(土曜日)・11日(日
曜日)・12日(月曜日・祝)・14日(水曜日
(燻蒸作業のため、9月30日〜10月9日は中央博物館本館・生態園とも休館・休園します)
会場:生態園オリエンテーションハウス
時間:午前9時〜午後4時30分(入園は午後4時15分まで)

毎週月曜日は休園します.ただし
6月15日(月)「千葉県民の日」は開園して,翌16日(火)に休園.
7月20日(月祝)「海の日」は開園して,翌21日(火)に休園.
9月21日(月祝)「敬老の日」は開園して,24日(木)に休園.


展示概要

千葉県には,妖怪に関する伝承が数多く残っています.県内で記録された野鳥は 400種以上にもなりますが,それらの県内に生息する野鳥に関連した伝説や伝承,妖怪・怪異(かいい)現象が,数多く語り伝えられています.


たとえば,八千代市村上には,鴛(お しどり)の亡霊(ぼうれい)の民話が伝わって います.三本足の烏(からす)の伝説も千葉県各地に残っています.三本足の烏(からす)は,どんな烏(からす)だったのでしょうか? 三本足の烏(から す)として知られる八咫烏(やたがら す)は,巨大なカラスとされています.

「鵺(ぬえ)」という妖怪が,トラツ グミではないか? と考えられています.舌切り雀(すずめ)の 民話では,最後につづらを開けると妖怪が出てくると伝わっています.

ムナグロは水田や湿原などに飛来しま す.ムナグロは「キョビョ,キョビョ」と聞こ える声で鳴き,この声が河童の声だろうと語った方がいるそうです.『利根川図誌』で紹介されている謎の鳥は,サンカノゴイか? など.

今回の展示では,生態園に生息するト ラツグミ,シギ・チドリ類,オシドリ,フクロ ウ類,サギ類,カラスなどに関連した伝説をこれらの野鳥の標本,生態写真などを展示し,各種の生態も紹介いたします.


関連イベント

●ミュージアム・トーク「生態園トピックス展の解説」
 入場料が必要です(本館入場券売り場前に集合)

 7月4日(土曜日)・7月5日(日 曜日)・8月29日(土曜日)
 各日11:00〜11: 30/14:30〜15:00 


●展示解説(生態園オリエンテーショ ンハウスに集合)
 6月15日(月曜日・「千葉県民の 日」)
 11:00〜、13:00〜、15:00〜
 各回 先着 15名
 当日は千葉県民の日のため
本館入場料 は無料となります。

関 連展示(中央博物館本館)
 企画展「妖怪と出会う夏 in Chiba 2015」
 会期: 7月11日(土曜日)〜9月23日(水曜日・秋分の日)
 会場:千葉県立中央博物館 本館 企画展示室他



オシドリのつがい
オシドリ
とてもきれいな野鳥です.オスには,黄色のイチョウのような 羽があり,目立ちま す.
撮影:岡野茂雄


ハシボソガラス
ハシボソガラス
三本足の烏(からす)の正体は?
撮影:中込哲


ムナグロ
ムナグロ
旅鳥.渡りの時期に,水田などの湿地でみられます.
撮影:高島斎二


ムナグロの群れ
ムナグロの群れ
春の渡りの時期に普通にみられました.減少しています.
撮影:柴 茂


サンカノゴイ
サンカノゴイ
鳴き声を聴くことはありますが,ヨシの中にはいると周囲の色 と似ているため,なか なか見つけることができません.
撮影:岡野茂雄


次回展示「どんぐり 〜花から実への大変身!〜
  2015年10月20日(火)〜2016年1月24日(日)

[生態園トップページにもどる]