常設展示案内 | 千葉県立中央博物館 |
中央博物館の展示は,大きく本館展示室と野外の生態園とに分けられています.ここでは本館展示室を紹介します.本館展示室の展示は,「房総の自然と人間」を全体テーマとし,「房総の自然誌」「房総の歴史」「自然と人間のかかわり」の3つの主要な展示室があります.そのほかに,「体験学習室」「企画展示室」があります. | ||
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この展示室は,さらに「房総の地学」,「房総の生物」,「海洋」,「生物の分類」,「小動物展示室」の5つの展示室に分かれており,房総半島の自然誌についての概略を学べるようになっています. |
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・房総の地学展示室 | ||
房総最古の地層の形成から現在までにいたる房総半島の大地のなりたちを,時代順に紹介しています.展示は,房総半島の各地の地質,房総の地形,房総の土壌の各コーナーから構成され,ナウマンゾウの骨格標本(右図)など多数の化石,岩石の実物標本によりくわしい展示をしています.また,房総半島周辺の地震,潮汐・海流,気候・気象などを紹介するコーナーもあります. | ![]() |
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・房総の生物展示室 | ||
この展示室では,最初に千葉県内の生物相とその特徴について解説した後に,生息環境ごとに,そこにみられる生物とその生活を紹介しています.紹介の順序は,身近なまちなかに始まり,郊外の田園地帯に出たのち,川をさかのぼり,房総半島の南部の丘陵地にいたるという順になっています.シカも棲む清澄山の照葉樹林のジオラマ(右図),スズメバチの巣の標本などもあります. | ![]() |
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・海洋展示室 | ||
千葉県をとりまく海の自然環境とそこに生活する多種多様な生物の姿を紹介しています.展示は,外房・内房の海の自然,東京湾の自然,館山湾の自然の各コーナーから構成されています.外房の天津小湊の岩礁や東京湾にそそぐ小櫃川河口に広がる干潟をモデルとしたジオラマなどが展示されています. | ![]() |
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・生物の分類展示室 | ||
千葉県にすむ生物を分類体系にしたがって展示しています.また,千葉県産の種類が知られていない分類群については,県外産や外国産の種類を加えることによって,分類体系そのものを理解できるようになっています.高等植物や昆虫などは,千葉県産のかなりの種類が展示されているので,実物図鑑としても利用できます.大きなクジラの骨(右図)も間近にご覧いただけます.また,房総の化石も紹介しています. | ![]() |
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・小動物物展示室 | ||
身近に生活しているカエル,ヘビ,水生昆虫,淡水魚などの小動物を飼育しています.小さな動物たちの習性や表情が観察できます. | ![]() |
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先土器時代から現代にいたる房総の歴史を,それぞれの時代ごとに政治・経済・文化を中心に展示しています.また,各コーナーには銚子市常灯寺の木造薬師如来座像(重要文化財 右図)や松戸市万満寺の木造金剛力士立像(重要文化財)など各時代を象徴する文化財(複製)を配置しています.わかりやすい解説と豊富な資料で,わたしたちの郷土房総の歴史へとご案内いたします. | ![]() |
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この展示室では,千葉県の農村と都市を比べながら自然と人間のかかわりについて考えることをテーマとしています.前半は自然のなかで人間が生活していた時代の農村における自然と人間のかかわりについて,後半では,都市化にともなって起こってきたさまざまな問題について展示しています.また,山と人のかかわり,海に生きる,都市化と生物,東京湾の変貌の4つの小テーマ展示も設けられています. | ![]() |
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実際に触ったり動かしたりしながら,物の見方・調べ方について学習できる展示室です.シカ,ウサギ,イタチ,カモ,キジなどのはく製やシカやイルカの骨,アンモナイトの化石,いろいろな木の幹や大きな切り株などに触ったりすることができます.また,土器の復元パズルにも挑戦できます.子供向けの図鑑や絵本なども自由にご覧いただけます. | ![]() |
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博物館職員の調査研究に基づいた特別展示を随時開催します. |