開催中 春の展示 「結晶とガラス」 | |
<会期> 平成18年 3月11日(土) から 6月4日(日) <会場>
県立中央博物館 本館・企画展示室 |
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◆ 展示のねらい | |
わたしたちが住んでいる地球は岩石や鉱物からできていますが、それらを別の角度から見ると結晶と非結晶(ガラス)に分けられます。 結晶とは原子が規則正しく配列し独特の形に成長するもの、ガラスは原子が不規則に並んでいて決まった形がないものです。 結晶の代表としては水晶やダイヤモンド、ガラスとしては黒曜岩(黒曜石)などがあげられます。 両者の違いは,おもに形成のスピードの違いによります。 ゆっくり成長すれば結晶に、急速に固まるとガラスになります。 今回の展示を通して、大地を構成する岩石・鉱物のおもしろさ、不思議さや、それらをつくった地球のダイナミックな営みを感じていただきたいと思います。 |
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◆ おもな展示内容 | |
第1部 結 晶 第1章 じっくり成長した結晶 ─多面体結晶 ・いろいろなかたちを示す天然鉱物標本 ・人工鉱物ー人工水晶、人工シリコン 第2章 急速な結晶成長─ 樹枝状結晶と骸晶状結晶 ・雪の結晶 ・塩の結晶 ・南房総嶺岡帯の岩石,海底の岩石 第2部 ガラス 第1章 ガラスでできた岩石 ・火山がつくるガラス─黒曜岩、真珠岩など ・隕石衝突がつくるガラス─テクタイト ・地震がつくるガラス─シュードタキライト 第2章 人がつくるガラス ・ガラスのできるまで ・ガラスの原料−珪砂,珪石,着色剤 ・ガラス工芸品・ガラス製品 ・古代のガラス製作 第3章 生物がつくる結晶とガラス ・貝殻,珪藻,放散虫,プラントオパールなど |
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◆ こんな写真や標本などが展示されます。 | |
![]() 水晶の最も典型的な六角柱状結晶 展示では、様々な形の 水晶を展示します。(アメリカ産) |
![]() 黄鉄鉱の六面体結晶 黄鉄鉱は八面体,12面体など いろいろな形を示します。(スペイン産) |
![]() 赤鉄鉱の結晶面に見られる 三角形の成長模様 多くの結晶の面には このような成長模様が見られます。 (岡山県川上町産) |
![]() 雪の樹枝状結晶 短時間に急速に 成長したことを示しています。 (小笠原 正氏撮影) |
![]() 黒曜石(黒曜岩) 天然のガラス 流紋岩マグマが急冷して生成。 (長野県長和町産) |
![]() 新島ガラス 人工のガラス 伊豆新島産の流紋岩(抗火石)を 原料として作られた人工ガラス。緑色は含まれる鉄分のため。 .(鈴木 蕃氏蔵) |
◆ ご協力いただいた方々と機関 (順不同・敬称略) | |
杉原重夫(明治大)、小笠原正(県立千葉女子高)、横瀬正史(県立我孫子高)、広瀬貞樹・山下和也(富山大)、木村春彦(金沢大)、中井 泉・加藤慎啓(東京理科大)、嶋本利彦(京都大)、林 愛明(静岡大)、松岡 篤(新潟大)、小林英夫、岩崎秀夫、鈴木 蕃、真道洋子、池田和美、萩原 孝、安達正嗣、門奈昭夫、本間千舟、中田善啓、堤 正夫、村山雄三、石井良三、店網美智子、谷村章子。 東洋佐々木ガラス(株)、旭硝子(株)、京セラキンセキ(株)、JFEミネラル(株)、三井金属鉱業(株)、シャープ(株)。 神奈川県立生命の星地球博物館、相模原市立博物館、たばこと塩の博物館、福島県立博物館。 (独)海洋研究開発機構、(独)日本原子力研究開発機構。 木更津市教育委員会、千葉県教育振興財団、千葉県立美術館。 |
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◆ 関連行事 土日かならず行事あり。 | |
●講演会 (当日参加) ・5/13(土) 「放散虫がつくるガラスの殻」 (松岡 篤:新潟大) 10:30〜11:30 ●関連の講座・観察会 (事前申し込みが必要) ・3/18(土) 講座「赤土の中の結晶とガラスの観察」 10:00〜15:00 ・3/26(日) 講座「黒曜石の石器製作実習」 10:00〜15:00 ・4/16(日) 講座「結晶づくり」(小笠原 正氏:県立千葉女子高) 10:00〜15:00 ・5/13(土) 講座「結晶の話─水晶」(岩崎秀夫氏:さがみはら教育応援団) 13:00〜16:00 ●会期中のイベント (当日参加) ・3/25(土) 「砂つぶからミニ宝石をひろおう」 10:00〜15:00 ・4/1(土) 「ペットボトルで雪の結晶をつくろう + 雪の結晶ペンダントをつくろう」 10:00〜15:00 ・5/4(祝) 「石を割って結晶をとりだそう + 折り紙で結晶をつくろう」 10:00〜15:00 ・5/20(土) 「鉱物結晶のふしぎ」 (横瀬正史:県立我孫子高) 10:00〜15:00 ●展示物の一部について展示解説 (各土曜日 当日参加) ・4/15(土) ミュージアムトーク「ガラスの植物細胞」(江口誠一) 14:30〜15:00 ・5/13(土) ミュージアムトーク「珪藻化石」(岡崎浩子) 14:30〜15:00 ・5/27(土) ミュージアムトーク「鳥の嘴」(桑原和之) 14:30〜15:00 ●担当者による展示解説 (毎週日曜日 当日参加) ・3/12,19,26, 4/2,9,16,23,30, 5/7,14,21,28, 6/4 ミュージアムトーク「結晶とガラス展解説」(高橋直樹) 14:30〜15:00 |
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《 開催概要 》 期間 :平成18年 3月11日(土)〜6月4日(日) 休館 :毎週月曜 開館時間:9:00〜16: 30 (入館は16:00まで) 会場 千葉県立中央博物館 : 企画展示室ほか 料金 入館料:一般 300円 / 高・大学生 150円 中学生以下・65歳以上 無料 団体料金等について、詳しくはこちら |
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《 中央博物館 》 〒260-8682,千葉市中央区青葉町955-2 電話:043-265-3111 ファクシミリ:043-266-3921 http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/ |
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《 交通案内 》 くわしい交通案内はこちらへ | |
○電車・バスをご利用の場合 | |
その1 千葉駅(JR総武線・京成線)から ・東口7番乗り場から、京成バス「大学病院」「大学病院・南矢作」行きで約15分.バス停「中央博物館」下車,徒歩7分.(本数多い) ・東口2番乗り場から、千葉中央バス「中央博物館」行きで約20分.終点のバス停「博物館・文化ホール」下車,徒歩約2分.(本数少ない) |
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その2 蘇我駅(JR京葉線・内房線・外房線)から ・東口2番乗り場から、小湊鐵道バス・千葉中央バス「大学病院」行きで約15分.バス停「中央博物館」下車,徒歩7分。(本数少ない) |
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その3 千葉寺駅(京成千原線)から ・徒歩約20分.(蘇我駅からのバスが千葉寺駅を経由します) |
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○車をご利用の場合 | |
京葉道路「松ヶ丘インターチェンジ」から約5分です.中央博物館は「県立青葉の森公園」の中にあります.自動車でお越しの方は「市立青葉病院」方面の「青葉の森公園北口駐車場」をめざしてください. | |
《 問い合わせ 》 千葉県立中央博物館 〒260-8682,千葉市中央区青葉町955-2 電話:043-265-3111 ファクシミリ:043-266-2481 http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/ |