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水講座 7月30日(土) 
江戸時代の小櫃川・養老川の舟運
 <講演内容> 
小櫃川と養老川は、ともに房総丘陵に源を発して東京湾にそそぐ中小河川です。
江戸時代には、両河川で川舟による物資輸送が盛んに行われました。
その有様について、史料をもとにお話しします。
小櫃川の久留里川岸(くるりがし)

矢印の所に、上町川岸と仲町川岸の注記が見えます



図の左が北です。図の太い道は、現在の国道。仲町の交差点は今もあります。
国道のすぐ近くに、川舟の港があったんですね。

『久留里藩制一班 千葉県史料 近世篇』より
 <講師紹介>
筑紫敏夫(つくし としお) 1955年生まれ。千葉県木更津市在住。
専門は、日本近世史。江戸時代の村々で作成された古文書を解読・分析することで、江戸時代の房総の地域社会について解明することをめざしている。『千葉県の歴史』(吉川弘文館。共著)、『房総と江戸湾』(山川出版社。共著)など業績多数。
現在、千葉県立中央博物館資料管理研究科長。