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【見どころ案内】 |
◆今の見どころ◆(10月8日) | |
千葉市有吉北貝塚貝層断面 | |
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有吉北貝塚は、JR外房線・鎌取駅の南約0.5km、現在のおゆみ野団地の標高約35mの台地上に、約4500年前頃を中心に営まれた縄文時代中期のムラです。
細長い台地上の長径約170m、短径約70mの範囲に、中期の住居跡134軒、貯蔵や墓などに使用された穴770基が発見されています。
貝層は、使用されなくなった台地上の竪穴住居などに捨てられていたほか、北側・南側の斜面にも、イボキサゴ・ハマグリを主体とする多量の貝が投棄されていました。
このうち、北側斜面に投棄されていた約4300年前の貝層の断面を剥ぎ取ったものが、上の写真です。
高さ約4.5m、幅約10mで、貝層の剥取断面としては最大級のものです。 貝層をじっくり観察すると、貝殻の間に土器の破片がパラパラと混ざっているのが見えます。また、貝もイボキサゴとハマグリだけでなく、シオフキ、マガキ、ツメタガイ・・・など様々なものが混ざっているのがわかります。いったいどれだけの年月をかけて、このような大きな貝層が形成されたのでしょう? 正面玄関を入ってすぐの2階ホールに展示しています。 |