【見どころ案内】

 ◆今の見どころ◆(10月22日)
 食料となった生きものたち

   

 ウニ、カニ、イカ、タコ、ハマグリ、カキ、マグロ、カツオ、タイ、ヒラメ、フグ、アナゴ・・・。この美味しそうなメニューは、東日本太平洋側の各遺跡から出土した動物の骨や貝殻などのほんの一部を記したものです。
 「食料となった生きものたち」のコーナーで、縄文人のグルメな食生活を、じっくりとご覧ください。
 
 東日本の漁撈具

      

 このコーナーでは、シカの角や土、石でつくった漁撈具を展示しています。
 真ん中の写真は、宮城県東松島市里浜貝塚から出土した骨角製刺突具(奥松島縄文村歴史資料館所蔵)で、いくつかのパーツを組み合わせて使用するタイプのヤスです(右側2つの部品はレプリカです)。獲物に刺さったときに抜けないようにするための逆刺(かえし)や鉤(かぎ)といった加工が精巧につくられ、右端の写真の現代のヤス(金属製・館山市立博物館所蔵)と比べても遜色ないつくりです。縄文人の技術力の高さをうかがわせます。