トピックス展
ちいさな小さな
アンモナイト展
─銚子産化石の新着資料から─
平成21年3月24日(火)~ 5月10日(日)
(毎週月曜日と5月7日(木)は休館。ただし5月4日は開館)
千葉県立中央博物館

 銚子は古くから白亜紀前期の化石の産出が知られていて,アンモナイトなどの頭足類は50種近くが報告され,研究されてきました.白亜紀前期のアンモナイトは日本のみならず世界的にも比較的産出が少なく貴重な資料です.しかし残念ながら当館には実物標本は数点しか存在しませんでした.そこで,数年前から当館ではアンモナイトをはじめとした銚子の白亜紀の化石資料の収集を今まで以上に力を入れて行なっています.

 今回は,銚子産化石の新着資料から小さなアンモナイト数点を展示・ご紹介します。
アンモナイトは地層の時代を決める「示準化石」として重要であり,アンモナイトの分布は当時の海洋や陸の配置,海流などを反映しているので,当時の地理や環境を知る上でも重要な資料となります.
 太古のさまざまな情報を秘め,1億2000万年の眠りから覚めた小さなアンモナイトたちをぜひご覧ください.


アンモナイト Pseudohaploceras sp.(酉明浦産)

銚子層群 酉明浦層(酉明浦)
御来場をお待ちしています。