<自然の地形景観を主題にした空中写真>
陸化したリアス海岸の入り江と島 島地区 (多古町)   空からみた千葉県topへ 
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  館山平野     

多古町

西から
00802

多古町

南から
00801

撮影 1987年10月

<解説>
5000年前ごろの縄文海進の時代には、房総半島の海岸はリアス式海岸になりました。
その当時の入り江のひとつに、現在の栗山川沿いの谷の入海があります。
その入り江とその中の島がその後の海退と河川の堆積により陸化した地形です。写真の地域の南に、当時の入り江に砂州が延びてきて島を陸続きにした地形(陸繋島)もみられます。
 島が陸化して残っている地形は、当時の陸化した海食崖に沿って小規模なものは各所にあります。ある程度大きな島の例は、夷隅川下流の平野、鴨川平野の和泉地区、白浜町野島岬、館山平野と富浦平野の境の大房岬、鋸南町勝山の大黒山などがあげられます。