百年前の千葉県『日本博覧図』

『日本博覧図』とは?

詳細は不明な点もありますが、『博覧図』の名の通り、明治半ばの関東を中心とした地域の名勝旧跡・寺社、豪農豪商の邸宅・庭園、会社・工場、学校の校舎など様々なものを掲載した銅版画集です。掲載希望者を募り、明治21(1888)〜30(1897)年の10年間にわたって、計12編余りが編集されました。

千葉県会議事場
▲『日本博覧図』より「千葉県会議事場」

千葉県の場合は、明治27年に第9編として千葉県初編が、29年に第11編として後編が発刊されています。また、30年に発刊された第12編にも、千葉県の部として数件が掲載されています。千葉県初編の巻頭には、「日本博覧図千葉県初編締約者一覧表」として、広告も含めて計215名が名前をつらねており、同様に後編にも計192名の名前を見ることができます。図はモノクロの銅版画ですが、大半が俯瞰的に、建物の周辺・後景も含めてかなり細密に描かれており、明治の農商工業や風俗・景観などを窺い知ることができる格好の資料となっています。

このホームページでは、初編、後編の中から寺社を中心に51点の銅版画をご紹介します。


千葉県立中央博物館 歴史学研究科
2005年 1月 - 公開
2006年11月 - 修正
2011年10月 - 追加