県内番外No.1 ヒトヨタケ


 Coprinus atramentarius
 ハラタケ目,
 ヒトヨタケ科,
 ヒトヨタケ属


プロフィール:きのこが大きくなると,自らの酵素によってきのこが傘の縁から溶けていく様子から「一夜茸」の名がある.
きのこが溶けるのは胞子を水で流して分散させるためと考えられている.食用のきのことしても知られ,若いしっかりしたうちに食すると歯ごたえがよく意外に美味である.
 
しかしアルコール類と一緒に食べると,アセトアルデヒドの分解が阻害され,ひどい悪酔い状態となる.この効果は数日間有効で、食した後は、数日間はアルコールは控えたほうがよい.


発生時期と生態:草地,道ばた,庭園などに,春から晩秋まで長い期間発生する. 1991年11月9日.
千葉市中央区青葉町,
県立中央博物館生態園.
公園内の道路傍等に
よく群生する.
中毒のタイプE悪酔いタイプ

中毒例:本菌に含まれるコプリンの分解物が,アセドアルデヒドの分解を阻害しアルコールとともに食するとひどい悪酔いになる.


毒きのこtopへ  毒きのこ10傑topへ  毒きのこ県内番外topへ