おおるり用語解説    


鳥の鳴き声にはさえずりと地鳴きがあります。
地鳴き
(call)
:日常的な鳴き声です。オスもメスも、成鳥(せいちょう)も雛(ひな)も出します。食物ねだり、飛び立ち、恐怖、なだめ、威嚇(いかく)、求愛、タカの警戒、仲間を呼ぶなど、それぞれ違う鳴き声を使います。声の大小や単純さ、複雑さもいろいろです。
さえずり
(song)
:歌(song)とも呼ばれ、遠くまで届く声です。主に、オスが繁殖期(はんしょくき)に鳴いて、なわばりを守ったり、メスをひきつけたりします。小鳥すなわち鳴禽類(めいきんるい)では、複雑な歌や様々な替え歌が進化しました。
ぐぜり
(subsong)
:若鳥がさえずりを学習する過程で鳴く不完全なさえずり(サブソング subsong) のこと。同種や異種の鳴きまねなどを取り混ぜてグチュグチュ取り留めなく鳴くこともあります。春先には、前年にさえずっていた成鳥もぐぜりながら練習をして、正しいさえずりを歌うようになります。
鳴きまね
(vocal mimicry)
:同種・異種の生物の鳴き声やさまざまな音を学習してまねる行動。ときには、トラックのクラクションや電話の呼び出し音のような人口音をまねることもある。
ドラミング
(drumming)
:くちばしで枯れた幹や枝を叩いて遠くまで響く音です。鳴禽類のさえずりと同じ機能をもっています。鳥の中には、枝の中に潜む幼虫などの食べ物を探して枝をこつこつ叩くことがありますが、この音はドラミングではありません。

留鳥(りゅうちょう) 、夏鳥、冬鳥、旅鳥とは

鳥には、一年中見られる鳥と特定の季節に見られる鳥がいます
留鳥  :一年中見られる。 冬鳥  :秋に北から渡ってきて越冬(えっとう)し春に去る。
夏鳥  :春に南から渡ってきて繁殖(はんしょく)し秋に去る。 旅鳥  :春と秋の渡りの時期に見られる。




サイトマップへ