4.5 増間川右股の瀑布帯:坊滝、乙坊滝  

所在地:三芳村増間奥野 
水系:平久里川支流増間川
  増間ダム上流の、増間川右股に、瀑布帯があり比高50mの遷急点となっている。
  瀑布帯は、下滝1(薬研の滝 4m)、下滝.2(カロードの滝、各4m)、本滝1(乙坊の滝12m)、本滝2(坊滝26m)の4つの滝よりなる

成因:本流型の滝
。地層:保田層群砂質泥岩、逆層

坊滝:滝高33m 堂々たる飛瀑ですが水量が少ない。
(写真提供木平勉氏)


 本滝2の名称は、地元の川崎氏の調査により、乙女滝より乙坊滝に変更しました。 本滝2の高さも変更

坊滝の上には、林道沿いに簡単に行けます。滝の頂上は、従来の河床の一部が、小断層に沿って、下刻され、新旧2つの河道ができています。
滝面は面滝複合滝面で直下型の滝。
さらに、滝面の平面形が河道に対して直線でなく、下流側に張り出す型で、房総では珍しい形です。水流がすぐ落下する直下型の高い滝に現れる形のようです。
 乙女滝    乙坊滝:滝高12m 

坊滝の下流にある。
かろうどの滝のすぐ上流にあり、乙女滝とかろうどの滝とは連続したゴルジュ帯をなしている。
滝面は典型的な線滝。直線溝状で急傾斜2連の滝になっている。
坊滝は遊歩道もあり簡単に行けますが、薬研・カロウド・乙坊滝は本格的沢登りのつもりでないといけません。安易に取りつかないように。
 乙坊滝で落ちると、乙女〜カロード滝間は、上からも下流からも登りにくい所なので、なかなか見つけてくれず、発見してもらう頃には、風葬状態に・・

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