13 袋倉川東股の滝群(無名) 

写真は3段9.6mの滝
<写真提供 並木健祐氏>

所在地:鴨川市東町
袋倉川水系
袋倉川下流より3mの滝.9.6mの滝がある、位置も離れており異なった時期の遷急点と思われる。 
成因:本流型の滝
地層:三浦層群天津層 泥岩層

交通:袋倉の火葬場奥の東股沿いの林道を詰めていけばよい。
付近は、山ヒルの宝庫。冬に行くことを勧めます。
この滝のさらに上流に 14の無名瀑布帯がある。

9.6m滝の滝面 :線滝3段。最上段直線溝直下型。中段下段壁状緩傾斜。全面滝壷。

最下段のうえの岸壁は、滝壷を形成した当時の、以前の滝の滝面。面滝壁状急傾斜型の滝であったと思われる。
この滝が、面滝複合型副滝掘出し溝型に変化し、さらに、副滝が更に発達して、曲がり滝となって、主滝に水が来なくなって面滝より線滝に変化した状態と解される。今後は旧主滝の岸壁の風化による消滅と、最上段の面滝化が進むであろう。


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