3 沢山不動滝の瀑布帯

所在地:安房郡三芳村長沢  沢山不動堂の下

平久里川水系。増間川支流長沢の比高20mの遷急点。
増間川本流の遷急点と同時期のもの。
下滝1〜4(各1m)、本滝(3段9.5m)、上滝(2.5m)の6つの滝よりなる。
支流型の滝
写真は本滝
保田層群砂質泥岩、順層
下滝1より上滝まで、比高18mの直線状の河道で連続した瀑布帯となっている。瀑布帯の上流下流が河道の屈曲点になっており、房総における直線型瀑布帯の代表例である。
下滝1の直下には埋まった大きな滝壷があり、以前の滝の跡を示す。
本滝は、連続した滝と釜の段をなしている。この滝上に、大きな滝壷のある上滝(2.5m)がある。


本滝滝面:線滝円弧状3段、上滝滝面:面滝壁状。
滝の段と泥岩層との関連が認められる。


上滝の滝壷岸壁には、不動明王像(明治以降の作)が置かれ、滝上の不動堂から本滝上へ(上滝の下)に行く道には、シメ縄が張られている。


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