12 泉川滝 

「ぜんぜん」と読む。
<写真、綿貫啓一氏提供所在地:鴨川市和泉  
水系:待崎川
落差:5m
成因:平野型の滝

地層:三浦層群天津層(泥岩)木の根層(泥岩)の境付近。逆層

稿本千葉県誌『泉川滝 東絛村大字和泉字泉川瀧に在り、高さ一丈六尺、濶さ九丈、待崎川此處に來りて復飛泉を為すものにして、即ち蜘蛛瀧の下流なり、大草の時里人來りて雨を祈る、瀧の東南丘上に石碑あり、詩及び和歌二首を刻す。』
 待崎川の中流にある。滝上の堰で取水するので、普段は水が少ない。 泉川滝は、下流の段丘との関係から、約2000年前ごろより、待崎川によって作られだしたごく新しい滝と考えらる。 待崎川が鴨川平野をはずれ、山地にさしかかる所にあり、平野部の軟らかい砂や泥の地層を、けずりこんできた川が、山にさしかかって、山をつくる硬い岩石に当って、滝となったもの。



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