「十夜会」

平成18年11月19日
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dummy    市宿の三経寺で十夜会が行われました。十夜会とは浄土宗や天台宗の寺院で行われる念仏会です。無量寿経(むりょうじゅきょう)に、「この世で十日十夜の間善行を行えば、仏の国において千年の間、善行を行うよりも尊い」と説かれている事によります。もともとは、十日十夜にわたり念仏を唱えるものですが、5日、3日、1日と短縮されて現在にいたっています。
   住職の読経の後、百万遍が行われました。百万遍とは、念仏を百万回唱えることですが、大きな数珠を大勢で廻しながら、同時に念仏を唱えることで、時間の短縮ができるという考えによるものです。数珠繰り(じゅずくり)とも呼ばれています。
   現在、清和地区で十夜が行われているのは、ここ市宿の三経寺だけですが、かつては方々で行われていました。そして、清和地区のお十夜につきものだったのが、甘酒でした。
   豊英の阿弥陀堂では、かつては訪れた人たちに甘酒が振る舞われ、みんなで唄ったり、踊ったりと楽しい行事だったようです。
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大きな数珠を廻しながら「南無阿弥陀仏」と唱えます。

お十夜にはつきものの甘酒。十夜会終了後にいただきました。
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