諏訪神社のシシキリマチ

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   12月5日に清和市場の諏訪神社でシシキリマチが行われました。この諏訪神社は「御狩大明神(みかりだいみょうじん)」とも呼ばれ、農作物を荒らすイノシシ・シカを狩猟し、その肉を神前に捧げたのが祭りのはじまりと伝えられています。
   諏訪神社宮司の石井家では11月26日から10日間、物忌みを行い当日にそなえます。



   午後3時頃、肉(現在は鶏肉だが以前はケモノの肉)が入ったオカモチが諏訪神社上社に供えられ、神事がとりおこなわれます。


肉の入ったオカモチ

お払いを受ける氏子の人々



   つづいて、肉の入ったオカモチは諏訪神社下社の神前に移されます。神前には四方に竹をたて、しめ縄を張った斎場が設けられ、その中で肉を切ります。


肉は手渡しで神前に供えられる


   切られた肉はカヤの木にフジの白い皮を巻いて作ったザルのようなお椀に盛りつけます。この椀5つは、氏子の人々の手渡しによって神前に供えられます。また、緑、紅、白の三色の菱餅も一緒に供えられ、神事がとりおこなわれます。


   神事終了後、三色の菱餅が社殿から撒かれます。参詣者は競ってこの餅をひろいます。



   その後、残った肉の入ったオカモチが斎場におかれ、合図とともに参詣者が肉の奪い合いをします。
     この餅と肉は持ち帰った家に健康と家内安全をもたすといわれています。


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