No.063 2002/06/07(金)

 クリの花


 クリの花が咲いている。6月初めのほんの1〜2週間のことだが、この時期にはクリの木が白く飾られる。

 花は10〜20cmの穂になる。その大半は雄花だ。写真奥には糸のような雄しべをつけたたくさんの雄花がみえる。

 写真手前にひとつだけ雌花がみえる。何本も白く突き出ているのが雌しべの先。ここに花粉がつくと受粉してやがてクリの実になる。

 よくみると、雌花の下半分にはトゲのような突起もみえる。これが将来イガになるのだ。

 クリは虫媒花である。さまざまな種類の昆虫がたくさん訪れる。昆虫をエサとするクモも多い。

 そして昆虫やクモを狙っているのだろう、葉の上には小さなアマガエルがいた。

 (K)


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