No.077 2002/07/19(金)

 日本ミツバチ


 暗い森の中、大きなツガの木が立っている。根元が少し“うろ”になっている。

 その“うろ”の中でなにか動くものの気配がする。

 なんだ?

 少し近寄ってみた。

 何千という小さな虫が密集して、せわしなくうごめいている。

 ミツバチだ。

 体長15mmほどで、やや黒っぽい。ニホンミツバチだ。

 最近はミツバチというと、養蜂のために導入されたセイヨウミツバチばかりで、在来種のニホンミツバチをみる機会が少なくなった。でも、こんな山奥の暗い森の中でひっそり暮らしていたのか。

 ちょっと感激した。

(K)


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