No.116 2002/11/21(木)

 野菊の花


 秋の山では数種類の野菊がみられる。

 これはリュウノウギク。秋を代表する野菊の1種だ。岩の割れ目のわずかな土に一株生えている。100個以上の頭花が群れて、まるで花束のようだ。

 頭花の直径は約3センチ。「頭花」とはキク科特有の花の形態

 「花びら」は純白。葉は丸っこくて浅い切れ込みがある。花屋で売っているキクと同様、独特の「キク香」がある。

 こちらはもう1種の野菊、ノコンギク。直径3〜4センチの頭花の「花びら」はうっすらと紫色を帯びる。

 こちらにはあまり「キク香」がない。

(K)

 リュウノウギク Dendranthema japonicum(キク科)

 ノコンギク Aster ageraoides ssp. ovatus(キク科)


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