No.477 2007/07/20(金)

 ついに発見!チクシトゲアリの巣


dummy    ついにチクシトゲアリの巣を発見した。それは意外にも自然観察路に設置しているワンポイント解説板の支柱で見つかった(写真1)。支柱の上が空いているのを枯葉などでふさいだようだ。見つけたときは5匹の働きアリが巣口の周りにいて、巣口からも1匹の後ろ姿が見えている状態だった(写真2)。
   チクシトゲアリは『日本産アリ類全種図鑑』(学研)によると、樹上性で枯れ枝に幼虫の吐き出す糸で紡いだ巣を作るとのこと。この支柱の中の構造が気になるところだ。2005年7月29日以来の出会い、しかも初めて巣を見つけられてとても幸せな気分で自然観察路を後にした。
(大木淳一)
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写真1

写真2
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 チクシトゲアリ Polyrhachis moesta(アリ科)

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