No.640 2009/01/10(土)

 タヌキが…


dummy  九十九里町の竹林にケモノのため糞があるという情報を聞きつけ、自動撮影カメラを設置してみた。10日ほど仕掛けたところ、タヌキが2頭撮影された。どういう関係かは不明だが、行動を共にしてしており、2、3日ごとにカメラの前を通過していた。
 よく見ると写真左のタヌキが皮膚病にかかっているのが分かる。博物館の哺乳類担当の学芸員にこの写真を見てもらうと、疥癬(カイセン)の可能性が高いとのこと。疥癬はヒゼンダニの寄生による皮膚感染症のこと。
 疥癬タヌキを撮影したのは初めてなので、その痛々しい様子にショックだった。今後、疥癬が蔓延しないことを願うばかりだ。
 (大木淳一)
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 タヌキ Nyctereutes procyonoides(イヌ科)

 ヒゼンダニ Sarcoptes scabiei(ヒゼンダニ科)

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