No.702 2009/05/29(金)

 フキにピンク


dummy  九十九里町の田んぼでスクミリンゴガイ(通称ジャンボタニシ)を駆除していたときのこと。田んぼの脇でフキをとっていた知り合いのおじさんが「ちょっと、こっちへ来てごらん」と手招きして私を呼んだ。何やらフキの中にいるらしい。ヘビでも見つけたのかと思ってのぞいてみて驚いた。
 フキにスクミリンゴガイが産卵していたのだ。フキが茂っているので、卵の下に水は無い。田んぼまでは4mも離れている。何故ここにスクミリンゴガイが?田んぼで駆除したとき、ここまで誰かが投げ捨てたのだろうか?自力でここまで来たのだろうか?仮にふ化したとしても、子貝は生きていけるのだろうか?水辺以外で卵を見たことないし…
 謎が深まる出会いだった。
 (大木淳一)
dummy
dummy dummy
dummy

 スクミリンゴガイ Pomacea canaliculata(リンゴガイ科)

 フキ Petasites japonicus(キク科)

dummy


ニュース一覧へもどる