No.735 2009/07/31(金)

 山が燃える…


dummy  石炭の町として栄えた夕張。炭鉱跡の周辺には、ズリ(坑内から出た不要な土砂や商品にならない石炭など)を積み上げたズリ山が所々にある(写真1)。
 私は地元の方から情報を聞きつけ、ある山へ向かった。入山許可を得てなかったので、入り口だけのぞいてみると、レンガか植木鉢の破片のような真っ赤な物体が敷き詰められていて、それが山の上まであるように見えた(写真2)。
 実はこの赤い物体の正体は、ズリ山が自然発火して焼けた石炭なのだ。地元では「赤ズリ」と呼んでいて、駐車場の敷石や道路をつくるときの土台の石として利用されている。
 自然発火したというのは過去の話だけはでなく、未だに燃え続けていると地元の方から伺った。暑いと感じたのは山が燃えていたためだろうか…。
 (大木淳一)
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dummy 写真1
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dummy 写真2
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 石炭 coal

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