No.738 2009/08/07(金)
オオゴキブリ
三島小の校庭にある桜の古木にキノコが生えた。おそらくヒラフスベ。このキノコが古くなってしなびかけたところに意外な虫がやってきた。オオゴキブリである。翅がないので幼虫だと思われるが、体長4センチほどの立派な大きさだ。みつけたときにはキノコの表面をしきりにかじっていたが、私の気配を察知したとみえて、すばやく逃げた。オオゴキブリは朽木の中に集団で暮らしている。こんなふうに朽木の外でみつけることは少ない。嫌われ者のゴキブリだが、オオゴキブリは、大きさといい、風格といい、じつに格好良い昆虫だ。みつけるとうれしい。 (尾崎煙雄) |
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写真1 キノコをかじるオオゴキブリ |
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写真2 逃走するオオゴキブリ |
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オオゴキブリ Panesthia angustipennis spadica(オオゴキブリ科) ヒラフスベ Laetiporus versisporus(タコウキン科) |
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