No.898 2010/12/02(木)

 ナルトサワギク


dummy  南房総市の山へナルトサワギクの調査に行った。この植物はマダガスカル原産の外来種で、千葉県では2007年に初めて見つかった。はびこりやすく、家畜に対する毒性があるなど、やっかいな外来種である(詳しくは千葉県生物多様性センターへ)。
 黄色い花はわりときれいなのだが、花の後には白い綿毛を持った実が大量にできる(写真1)。タンポポのタネを小さくしたような実は風に飛ばされて広がり、すぐに群落を作る(写真2)。このナルトサワギクの拡大を抑えるには、片端から抜き取るのが効果的。というわけで、この日同行したみなさんと一緒に引き抜いた結果がこれ(写真3)。ゴミ袋に詰めて焼却処分。ナルトサワギクとのたたかいはしばらく続きそうだ。
 (尾崎煙雄)
dummy
dummy
写真1
dummy
dummy
写真2
dummy
dummy
写真3
dummy
dummy

 ナルトサワギク Senecio madagascariensis(キク科)

dummy


ニュース一覧へもどる