No.911 2011/01/18(火)

 オオキンカメムシ


dummy  木更津市在住のYさんからの投稿写真。
 Yさん「オオキンカメムシ…だと思います。千倉ローズマリー公園前松林中の常緑樹の葉にいたものです。初めて目にする綺麗さに、ついついご報告いたしてしまいました。帰宅後に図解で調べましたが、房総には美しい昆虫がいるのですね、私の手を動き回って、黄色い水分を残し、飛び去ってしまいました。それも撮影しておけばよかったと、悔やまれてなりません。(臭いはありませんでした)」
 まさしくオオキンカメムシ。熱帯の昆虫で、東南アジアから日本の南半分にかけて分布する。夏には千葉県内各地で見つかるが、県内で越冬できるのは南房総の沿岸地帯だけ。体長は20ミリを超え、大きくて美しい。甲虫のように固くて光沢のある「背中」は「翅」ではなく「小楯板(しょうじゅんばん)」といって、胸の一部が大きくなったもの。翅はこの下にたたみ込まれている。
 (尾崎煙雄)
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 オオキンカメムシ Eucoryssus grandis(キンカメムシ科)

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