No.913 2011/01/21(金)

 岸壁のつらら


dummy  清和地区の小糸川の近くを歩いていると、ときおり「バリバリッ」と大音響がする。
 河原まで下りてみて、その音の正体がわかった。岸壁のつららとその周囲に成長した氷が、午後の日差しで溶けて落下しているのだ。崖下には落下した氷が積み上がっており、近寄るのは非常に危険だ。
 河床に目を転じてみると、泥岩の石ころが凍結・融解を繰り返して、ことごとくボロボロに風化していた。しみこんだ水が凍ることで体積を増し、いとも簡単に石を破壊する。岩石の風化・浸食における氷の役割を実感する光景だ。
 (加藤久佳)
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写真1
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写真2
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