No.974 2011/10/07(金)

 ヤドリギその後


 

 10月を迎え、ヤドリギはどうなっただろうか。9月にだいぶふくらんでいた実はさらに成長し、直径約8ミリになった(写真1)。今年2月に撮影した成熟果実(写真2)とほぼ同じ大きさになった。あとは熟すのみというところ。
 ウメの枝に付着して胚軸を伸ばしていた種子は1つだけ生き残っていた(写真3)。9月と比較しても変化は見られない。これからじっくりと生長するのだろうか。
 今回の収穫はヤドリギを着けたまま落下した寄主エノキの枝(写真4)。9月21日に通過した台風15号の贈り物であろう。ヤドリギが付着した部分(写真5)を切断して、エノキの枝に入り込んだヤドリギの根の標本を作るつもりだ。
 (尾崎煙雄)

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写真1
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写真2
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写真3
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写真4
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写真5
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 ヤドリギ Viscum album(ヤドリギ科)

 エノキ Celtis sinensis(ニレ科)

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