No.1204 2013/11/28(木)

 コンボリュート構造


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 クジラのセキツイ骨を見つけた砂取り場では、砂層にさまざまな模様(堆積構造)が見られる。中でも特徴的なのは、皿状構造を伴った、コンボリュート構造とよばれる脱水構造である。大量の水を含んだ砂層が液状化して、上方に水が抜けたあとが確認される層が、広く追跡できる。60万年ほど前のものであるが、地層に記録された、非常に生々しい水抜けのあとではないかと思う。
 (加藤久佳)

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皿状構造を伴うコンボリュート構造
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