No.1270 2014/06/21(土)
ヘビトンボの卵塊
山の学校の参加者が謎の卵塊を見つけた。 直径は1.5センチほど、高さは1センチほどの半球状。ご覧のとおり小さな卵が几帳面に重ねて並べられている。そっと触ってみるとべたべたした感触がした。 この日の観察会のテーマは「川の生きもの」だが、見てのとおりこれは水の中で見つけたものではない。川岸から川を覆うように生えたアオキの葉の裏に産みつけられたものだ。 後日、図鑑等で調べてみると良く似た卵塊が見つかった。どうやらヘビトンボの卵塊のようだ。観察会では沢山のヘビトンボの幼虫が見つかったが、それも納得できる。 (小田島高之)
アオキ Aucuba japonica(ミズキ科)
ヘビトンボ Protohermes grandis(ヘビトンボ科)